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セルジオ・ガローネ(1969)『十字架の長い列』

UNA LUNGA FILA DI CROCI
製作国:イタリア
上映時間:101分
監督:セルジオ・ガローネ
出演:アンソニー・ステファン(アントニオ・デ・テッフェ)/ウィリアム・バーガー/マリオ・ブレガ

十字架の長い列 [DVD]

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マカロニ最多主演と言われているアンソニー・ステファン主演作……ですが、明らかにウィリアム・バーガーに食われています。アンソニー・ステファンの主演作は、以前『皆殺しのガンファイター』を観ましたが、娯楽作という意味では、正直『皆殺し……』のほうが上です。『十字架の長い列』のほうは、たまにカットが不安定だったり、音楽の入り・抜けが唐突だったりして、観ていて疲れる部分があります。

もちろん、見所もあります。まず、後年のジャーロ映画に繋がってゆくようなカット割りだとか、どこかくらい感じのする映像とか……。あと、意外と練られているストーリー、そしてウィリアム・バーガーのキャラクター。

バーガー演じる、牧師なのに賞金稼ぎでもあるというキャラクターが非常に魅力的。彼の金髪に全身黒ずくめという服装もとてもスタイリッシュです。また、彼の愛用する実用度不明の六連装ライフル(銃口が6つ付いており、同時に6つの弾が発射される)という武器も印象に残ります。

バーガーって、この映画のほかにも『西部悪人伝』でもバンジョーを改造したライフルをぶっ放す役をやってました。彼はそういう役のほうが印象に残る気がします。正統派のガンマンだった『野獣暁に死す』では微妙に印象が薄かったです。