おとやろぐ

イタリア製・ソ連製西部劇研究家見習い

イランビザの取り方

世間ではイランはビザが取りづらくて個人旅行がしにくいだの何だの言われていますが、意外と簡単に個人でイランビザを取得できたのでその手順をご紹介します。

なお、現在2週間までの滞在であれば、イランの空港でアライバルビザの取得も可能です。また、滞在期間上限についても、1ヶ月まで期限が伸ばされるという話もあって、それが実現すれば今よりもさらにイランに旅行しやすくなります。

まぁ、ぼくの場合滞在期間が2週間を越えているため、アライバルビザという選択肢はハナからなかったわけですが。ぼくの取った手段での手順は以下の3つ。

1. 現地旅行会社に申請してイラン外務省の許可番号を取ってもらう

日本国内には、許可番号の取得からビザの取得まで一手に引き受けてくれる代理店もあります。しかし、その方法を取った場合、ぼくが今回使った手法に比べると5千円ほどお金が多くかかってしまいます。その辺は手間を取るかお金を取るかといった感じ。

現地の旅行会社で許可番号の取得を取り扱っている会社というと、Key to Persiaとか、Touran Zaminなんかがあります。多分ほかにもいろいろある。今回はKey to Persiaに依頼しました。細かい手順はそれぞれの旅行会社のウェブサイトに記載されていますが、ざっくり書くと、フォームを埋めて申請して、旅行会社に手数料を振り込むと、イランの外務省に許可番号取得の申請をしてくれる、という手順。ここで許可番号が発給されないケースは、通常まずないらしいのですが、万が一外務省側で申請が却下されたとしても、振り込んだ手数料は帰ってこないので注意。

で、この料金の振り込みが少々面倒くさい。国際送金という形式をとるのですが、ご存知の通りイランはアメリカの経済制裁を受けており、日本もそれに追随しているため、日本からイランへは国際送金が行えません。そのため、各旅行会社で用意している第三国の銀行口座にお金を振り込む形となります。Key to Persiaに関して言うとドイツの銀行への送金という形になりました。移民が多いからですかね。また、国際送金というシステムも少々ややこしく、送金先の銀行でいろいろ手数料が取られる「可能性があり」、そのため、ぴったりの金額を振り込んでも、向こうの口座には満額送金されない「可能性がある」らしいのです。「可能性がある」というのは、手数料徴収のシステムが送金額や送金先銀行によってまちまちであり、さらに時折金額が変更になることもあって、送金元である日本の金融機関では把握しておらず、いくら送ればいくら届くのか、正確な額の把握が難しいということなのです。そのため、送金の際、5ドル程度上乗せして送金したほうが、確実なようです。

ぼくの場合、送金から1週間程度で許可番号が取れたというメールが旅行会社から送られてきました。

2. 在日本イラン大使館に電話をかけ、許可番号が届いているか確認する

イラン外務省が発給した許可番号は、電信だか航空便だかわかりませんが、何らかの手段で申請時に指定した在外イラン大使館に送られます。外務省側で許可番号が発行されてから、大使館がそれを把握するまで数日のタイムラグがあるため、大使館にビザ発給を申請する前に、自分の許可番号が届いているか電話などの手段で確認する必要があります。ぼくの場合は、旅行会社のメールに書かれていた最短日数では届いておらず、さらに2, 3日後に再度確認し、番号が届いていることを確認しました。

3. 大使館でビザを発給してもらう

いよいよビザの発給です。もちろん大使館に出向いて発給してもらうことも可能ですが、ぼくは東京在住ではないため、郵送での発給をお願いすることにしました。手数料を銀行から振り込み、振込証明書、ビザ発給申請フォーム(大使館ウェブサイトからDL可能)、パスポート、返信用封筒を揃えて書留で大使館に送付。数日後、何の問題もなく、ビザが貼付されたパスポートを受け取ることができました。

総額でかかった費用は1万2千円ほど。円が高かったり、更に安い旅行会社を見つけることができれば、もう少し安くあげることもできると思います。ただ、現地の旅行会社については情報が少なく、おそらくあまり信頼できないような会社もあると思われますので、情報を探したり、直接やり取りしたりして、信頼できることが確認できてから、お金のやり取りをしたほうが良いでしょう。当たり前ですが。