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おとやろぐ

イタリア製・ソ連製西部劇研究家見習い

イランには小便器が存在しない!?

やっとはてなブログっぽいタイトルが書けた(「画家の方とお話ししてきた」参照)。まぁ、それはどうでもいいんですが。少し前までイランに行っていました。今回が初めてのイラン滞在だったのですが、いくつか驚いたことがあるのでそれをちょっとずつ書いていこうかと。

小便器。小便器です。あの、男性用公衆トイレに、一つから複数並んでいて、一人から複数人の男性(含男児)が並んで立ったまま小便ができるようになっている器具のことです。日本にお住まいで、男性用公衆トイレを普段から使っている方だったら、「男性用公衆トイレ」と言われれば、だいたい共通したイメージを描いていただけると思います。

日本国外の日本語話者の皆さま、並びに男性用公衆トイレを普段使われない皆さまのために説明します。入り口を入ると片側に大抵2セットくらいの洗面台があり、さらに奥に進むと片側の壁際には壁掛け型ないし床置型の小便器が複数台設置されており、反対側には和風ないし洋風の大便器が設置された個室が複数ある、というのが、割と一般的なイメージかと思います。

この形式、別に日本だけというわけではなく、例えば中国の俗に言うニーハオトイレ(これも今はほとんど見かけなくなりましたね。すごい田舎に行くとたまにありますが)。名称からして大便用の穴しかなさそうなイメージですが、大抵壁沿いに溝が掘ってあり、そこに並んで小便ができるようになっています。こんな極端な例を挙げなくても、スペイン、トルコ、モロッコ、インドなどなど、少なくともぼくがいままで訪れたことのある国では、ある程度の大きさの男性用公衆トイレには小便器(あるいは小便用溝)が設置されていました。

しかし、イランは国際空港のトイレからして違います。小便器、というものが一切ないのです。見たことはないですが、まるで女性用公衆トイレのように大便器が設置された個室が並んでいるだけ。あ、もちろん洗面台はあります。変わってるなぁ、と思って用を足したのですが、その後も行くところ行くところどこにも小便器がありません。

10日間の滞在中、1回だけ小便器を見かけたのですが、それはエスファハーンアルメニア人地区にある正教教会に設置されたトイレでのことでした。イランのペルシア人には小便器を使う、という文化はほとんどなさそうな感じです。

イランもインドなんかと同じく、トイレのあとは水を使ってお尻を洗います。こういうことはガイドブックなんかにも載っているので予備知識として得ていくことができるのですが、この小便器事情、意外と知られておらず、少なくともぼくは現地に行ってみてとてもびっくりしました。トイレひとつとっても、文化がちがうとかなり違っていて面白いなぁ。