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おとやろぐ

イタリア製・ソ連製西部劇研究家見習い

ソビエト西部劇の本の話とか

ウエスタン
最近このブログではペルシア語関連の記事ばっかり書いていましたが、ぼくのもともとの興味はイタリアを中心としたヨーロッパの西部劇映画にあるのです。その中でもイタリアと旧ソビエトの西部劇映画が群を抜いて気になります。

イタリアの西部劇、いわゆるマカロニウエスタンについては、日本でも多くの愛好者がおり、ソフトや関連書籍も比較的たくさん出版されているのはご存知かと思いますが、その他の(アメリカ以外の国の)西部劇については等閑視されているのが現状です。

60年代から70年代にかけて、本邦でも日活を中心として西部劇もどきの映画が数多く作られているのですが、それについてまとめた書籍、というのもほとんどないのではないでしょうか(日活プログラムピクチャー全体については、『日活アクションの華麗な世界』という名著がありますけど)。そんな状況の中でソビエトの西部劇についても、日本では当然ながら1冊も書籍は出ておらず、映画ソフトもニキータ・ミハルコフ監督の『光と影のバラード』がある程度。

一方で、本国ロシアでは日本よりは当然マシな状況で、ソビエト時代の西部劇映画も何本もソフト化されており、数年前にはセルゲイ・ラブレンチエフ氏による『クラースヌイ・ヴェステルン』(赤いウエスタン)という書籍も出版されました。誰かが訳して、どこかの出版社から出ないかなぁ、と首を長くして待っていたんですが、いっかな出版される気配がない。邦訳どころか英訳版すら出る気配がない始末。

このまま待ってたら、死ぬまでこの本は読めないかもしれない、ということで、6歳児レベルのロシア語力ながら(被動形動詞? なんだっけ、それ? というレベル)、毎日毎日少しずつ訳しつつ読み進めています。1日1ページ進めばまだ良いくらいの進行速度なので、年内に訳了できれば御の字、という感じですが。それでも、すでに知らなかった情報が沢山出てきており、わくわくしながら1単語1単語読み進めています。わくわくはしていますが、解読自体は辛いです。

この本自体については、著作権(翻訳権)の問題や、そもそもぼくの訳のクオリティの問題もあり、訳了したとしても大っぴらに公開はできませんが、本書を参考文献の1冊として、日本語字幕がついているDVD(ロシアで出てるものには、たまに日本語字幕も付いているのです)についてのガイドや、日本語ソフトがない映画についても、各映画のあらすじや見所を紹介した(いまのところは)本邦初の「ソビエト西部劇映画入門書」をKDP、あるいは何らかの形で刊行しようと考えておりますので、興味のある向きは、期待せずのんびり待っていただければと思います。来年度中に出せればいいなぁ、とは。