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4月の読書メーターまとめ

2018年に読んだ本は漫画が9冊、それ以外が5冊。Yahoo!プレミアムに加入しているとブック放題の読み放題プレミアムが付いてくることに気付いて、中旬はそればっかり読んでました。

『皇龍飯店 REST DRAGON』はベタといえばベタなストーリーの中華カンフー少女ものなのだけれど、キャラクターがすっきりしていて読んでいて非常に楽しかったです。

宮下洋一氏の『安楽死を遂げるまで』は非常に読み応えがあって興味深かったので、この分野に関心のある方は一読することをお勧めしたい。というか、きっともうとっくに読んでるんだと思いますが。

平山優氏の『天正壬午の乱』は、もう武田家以降江戸時代以前の甲信を語る上では基礎文献と言っていい本なんでしょうね、これ。読書メーターの感想にも書きましたが、依田信蕃、勝頼公の時代からこの辺までずっと輝き続けているので、この後の突然の死がファンとしてはマジで辛い。

4月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:2380
ナイス数:16

天正壬午の乱 増補改訂版天正壬午の乱 増補改訂版感想
武田家滅亡から本能寺の変勃発を契機に発生した、甲斐、信濃、上野における北条氏、徳川氏、上杉氏の三つ巴の騒乱を、信濃国衆の動向に特に注目して記述している。いまではかなり定着した天正壬午の乱の名称が、本書(正確には本書の改訂前の版)で命名されたものだとは知らなかった。個人的には依田信蕃の動向が詳しくわかったのが嬉しかった。信蕃なあ、このあと割と、「え、ここで死ぬの?」みたいな感じで戦死というか横死するのがファンとしては辛い。
読了日:04月26日 著者:平山 優


シティーハンター 1巻シティーハンター 1巻
読了日:04月26日 著者:北条司

 

ダンベル何キロ持てる?(1) (裏少年サンデーコミックス)ダンベル何キロ持てる?(1) (裏少年サンデーコミックス)感想
ジムでの筋トレをテーマにした解説&ギャグ漫画。ツッコミ役のキャラがいるのだが、そのキャラがだんだんと環境に慣れてきてボケ側に回っていくタイミングでうまい具合に新キャラが投入されるため、常に新鮮なツッコミ役が補充されて、可愛らしい女の子(子?)キャラクターがどんどん増えてゆく。
読了日:04月15日 著者:サンドロビッチ・ヤバ子,MAAM


朱にまじわれば (2)朱にまじわれば (2)感想
展開難しそうなテーマだしどうかなあ、と思っていたのだけれど、2巻で完結。1巻の後半からアイドル成分はあったけれど、2巻は御朱印成分に匹敵するアイドル成分と百合成分が怒涛の追い上げでした。巻末漫画の作者の叫びがすごい。
読了日:04月13日 著者:川崎 順平


タルタロス〜武田信玄〜タルタロス〜武田信玄〜感想
武田信玄公による信虎公追放の顛末を描いた前後編の短編。ぼくはブック放題という電子書籍サイトで読んだのだけれど、元々は同人誌なのかな? 顛末が割とコンパクトにまとまっている。駒井高白斎はちょっと絵柄が若すぎるような……
読了日:04月12日 著者:岸田 ましか


マンガでわかるシリーズ 古代中国興亡史マンガでわかるシリーズ 古代中国興亡史感想
複数の作者によって描かれているため、章によってタッチが異なるものの、全体的に読みやすく、複数の章にまたがって出てくる登場人物もほとんどいないので違和感はない。「マンガでわかる」とあるが、それぞれの章の終わりに2〜4ページほどのコラムがついており、そちらも読み応えがある。
読了日:04月12日 著者:三栄書房


死なないための智恵死なないための智恵感想
法医学者として有名な著者による、事件や事故に巻き込まれないために、あるいは巻き込まれたらどのようにして死の危険を軽減すればよいのか、という割と実際的な本。年寄りの繰り言めいて感じられる部分もあるのだが、医学的な話は、もしかすると既に古い知識になっている部分もあるのかもしれないが、勉強になった。
読了日:04月11日 著者:上野 正彦


つばめ陽だまり少女紀行 (リュウコミックス)つばめ陽だまり少女紀行 (リュウコミックス)感想
ストーリー漫画というより、観光地の美しい風景を背景に、可愛い女の子たちが動き回っているのを愛でるイラスト集というか。風景は非常に詳細に描かれているのでそちらは期待できます。
読了日:04月10日 著者:松本 規之


皇龍飯店 REST DRAGON皇龍飯店 REST DRAGON感想
今となっては少々古臭い感もあるファンタジー中国武術格闘もの……かと思ったんですが、そもそも執筆年代が思ったより新しかった。当時としてもちょっと王道すぎたのでは……という感じもしつつキャラクターが魅力的なので読んでいて気持ちがいい。おそらく第二部が描かれることはないのでしょうが、読んでみたい気がします。
読了日:04月10日 著者:竹山 祐右


終末少女 (マンガハックPerry)終末少女 (マンガハックPerry)
読了日:04月10日 著者:naga

 

道玄坂アリス 1道玄坂アリス 1
読了日:04月10日 著者:イワシタシゲユキ

 

謎のアジア納豆: そして帰ってきた〈日本納豆〉謎のアジア納豆: そして帰ってきた〈日本納豆〉感想
中国西南部から東南アジアの山岳部で大豆の発酵食品が食べられる、という話は聞いたことがあったが、実物を見たことはなく、こんなにも日本の納豆に似た食べ物が作られている、というのは本書で始めて知って驚いた。納豆をすり潰して納豆汁にするの、美味しそうなのでやってみたい。
読了日:04月07日 著者:高野 秀行


安楽死を遂げるまで安楽死を遂げるまで感想
スイス、オランダ、ベルギー、アメリカといった欧米諸国の「安楽死」の状況を当事者や周囲の人々へのインタビューを通して描き、その上でスペイン、日本という「安楽死」が法制化されていない国での現状をインタビューを通して描き出そうとしている。スペインと比べても、日本の状況は特異というか、独特に感じられる。個人的には筆者同様日本での法制化には「滑り坂理論」が発生することを危惧しているが、日本では、自分や他者の死について、もう少し身近に話題にできるような環境づくりがまず必要だと感じる。
読了日:04月04日 著者:宮下 洋一


なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか 最強11神社―八幡・天神・稲荷・伊勢・出雲・春日・熊野・祗園・諏訪・白山・住吉の信仰系統 (幻冬舎新書)なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか 最強11神社―八幡・天神・稲荷・伊勢・出雲・春日・熊野・祗園・諏訪・白山・住吉の信仰系統 (幻冬舎新書)感想
タイトルにある八幡神社だけではなく、天神信仰、稲荷信仰など、日本各地に同名の神社が見られる信仰について、それがどのような形で発生し、全国に広まっていったかが解説されている。八幡神社はもともと応神天皇を祀った神社なのだと思っていたが、のちに習合した結果だというのは勉強になった。また、最近興味を持っている白山信仰についても1章が割かれていてよかった。
読了日:04月03日 著者:島田 裕巳

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