3つ目のエンディングを迎えました。
- 総プレイ時間: 25h59m
- Tips閲覧数: 179/206
- CG収集率: 76.27%
お約束ですが、例によってネタバレ配慮しないし、取り止めのない内容なので、未プレイの人が読んでも要領を得ない割にネタバレだけ食らう、という最悪の文章につきご注意。
タイトルについて
シュタゲゼロでは、どうやらそのルートの最終章の名前がそのままルート名になるみたいです。「相互再帰のマザーグース」、英語タイトルはRecursive Mother Goose。無印のころから、四字熟語めいた日本語タイトルよりも英語タイトルの方が意味が理解しやすいことが多いのですが、このルートのRecursive Mother Gooseは直訳すると「再帰的マザーグース」。かがりが記憶を取り戻すきっかけとなった歌の伝播経路のことを指し示しているものと考えます。あれ、いい歌ですね。
このルートだけのプレイだと、あの歌の発生ってタイムマシンのパラドックスのように感じられるのですが、「私秘鏡裏のスティグマ」ルートに入ったときにダルから由季にプレゼントされたオルゴールのメロディがあれだった気がするので、この世界においては実在する歌なのでしょう。
感想など
さて、この「相互再帰のマザーグース」(かがりルート)は、途中までは前回クリアした真帆ルートと同じで、アマデウス乗っ取り事件が発生した際にアマデウス紅莉栖からの電話に出ることで分岐するわけなのですが。電話をとった時点で世界線の変動が発生し、α世界線に飛ばされます。これにはびっくりしました。
まさかシュタゲゼロの中でα世界線に飛ぶシーンがあるとは思っていなかった。その世界で岡部は紅莉栖と再会するわけなのですが、彼女に背中を押され、β世界線に帰ってきます。紅莉栖の自己犠牲精神、これは恐らく自己肯定感の低さとも表裏一体の部分があるのだと思いますが、無印でも垣間見えたこの特性が、ゼロでは真帆ルートでもこのルートでも繰り返し描かれている気がします。
直接関係ないのですが、ここの岡部と紅莉栖のやりとりを読んでいて、Nitro+のPCゲーム『装甲悪鬼村正』の一ヶ尾瑞陽を思い出しました。こういうシチュエーション本当に好き。
最終的にこの後もう一つ分岐点があり、かがりルートが確定するわけなのですが、最終章に入ってからはほぼ完全にかがりが主人公となり、岡部は脇役めいた立ち位置になってきます。この辺、真帆ルートでもそうでしたが、ゼロの描き方の特徴なのでしょうかか。
クライマックス、まゆりが鈴羽とともに過去に飛ぼうとしているのを見て、てっきりドラマCDβ「無限遠点のアークライト」的な物語に続くのかと思ったけれど、そういうことはなかった。まあ、あれに繋がっちゃうとトゥルーエンドルートに繋がってくるので、ここではそうならないのは分かるのですが。
ところで、かがりがたまに受信している「神様の声」ってなんなんでしょうね。このルートではよくわからなかった。