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iPhone XR購入しました

2018年10月に発売されたiPhone XRを購入しました。今まで使っていたのが2015年10月ごろに購入したiPhone 6Sだったので、3年ちょっとぶりの買い替えになります。自分の備忘のために、購入に至った経緯とか、購入の流れとかを残しておきます。

長いので目次を作って折りたたみます。

購入に至った経緯

直接のきっかけはiPhone 6Sのバッテリー問題でした。2018年末ころからバッテリーの持ちがあまり良くなく、機種変更かバッテリー交換かを検討していたのですが、年が明けてバッテリーの状況が悪化。ピーク電力を供給できずにシャットダウンしてしまう現象がしばしば発生していました。

末期のバッテリー状況

末期のバッテリー状況

バッテリーの交換も検討したのですが、なんと私が住む県にはAppleの正規サービスプロバイダが存在しないのです。ちなみに、Appleの正規サービスプロバイダが存在しないのは山梨、鳥取、島根、山口の4県のみ。ナゼコンナコトニ。カメラのキタムラ自体は近所に存在しているのですが、Apple製品の修理は受け付けていない店舗のようです。

バッテリー交換のために往復3時間以上、3000円以上の電車賃を使って県外まで行くのもちょっと現実的ではないし、郵送修理に出して手元に1週間以上スマホがない状況はさらに現実的ではないので、とりあえず新機種購入を検討することにしました。

iPhone XRで惹かれた機能

どうせ買うなら7とか8ではなく、XRかXSあたりがいいなあ、と思って調べてみたのですが、結論から言うと私にはXSまでのスペックは不要で、XRで十分じゃないかな、という結論に至りました。

XRで惹かれたのは大きく分けて4点。

まず、デュアルSIM対応で、片方はeSIMである、という点です。

今のところ国内の通信事業者でeSIMに対応しているところはないようですが、私の場合は完全に海外での使用用途なので問題はなさそうです。今まで、海外に渡航した際は、短い渡航ならばホテルのWiFiだけで凌いだり、長めの渡航の場合レンタルWiFiを使ってみたり、現地SIMに入れ替えたりといろいろやっていたのですが、どれも一長一短だったんですよね。

eSIMで事前にウェブ経由で契約を行えば、現地SIMよりは多少割高なものの、レンタルWiFiなんかよりは圧倒的に安くて、現地SIMよりも圧倒的に手間なく海外でネットに繋げるようになるので、この点の訴求力が非常に大きかったです。

2点目はカメラ周りのソフトウェアの向上。現在、ちょっとした遠出以上の旅行の場合、RICOHから出ていたGXRというカメラを持っていっています。いいカメラなんですが、充電器具やカメラ本体、替えのレンズユニットなどを持ち歩く場合、かなりの荷物になるんですよね。

iPhone 6Sあたりだと、まだまだGXRのほうが空気感というか、臨場感がよく撮れたので両方持ち歩いていたのですが、iPhone XRなら、私が使う分には一台で十分まかなえるのではないか、と期待しています。画角とか望遠とかは今ひとつ物足りないのですが、そこは後述する外付けレンズを試してみようかと思っています。

3点目はCPUやGPUのチップの向上。iPhone 6SはA9だったのが、iPhone XRはA12ですからね。3世代も違うわけで、ここまで違うとかなり体感的にも違うのではないかと期待しています。

4点目はバッテリー。もともとのきっかけがiPhone 6Sのバッテリーのへたり問題だったわけで、6Sよりも2倍ほど長いと思われるXRのバッテリー駆動時間には非常に期待しています。

そんなこんなでiPhone XRを選んだわけです。

購入の流れ

ひとまず外付けレンズを購入

なんで本体より先にレンズ買ってるんだよ、って話になるんですが、納期の関係です。外付けレンズについて色々調べた結果、アメリカのMomentっていう会社から出ている製品がいいんじゃないか、っていう結論に至りました。

Momentの製品は日本のアマゾンなんかでも売られているのですが、おそらく個人輸入なんだと思いますが、値段が少々高いわけです。Momentの公式サイト内のショップから注文すると、日本のお店に注文するよりもお得に購入できます

ただ、当然アメリカから送られてくるので時間がかかります。サイトのアナウンスでは10〜15営業日。もっと早く届く速達も選べたのですが、送料が全然違うのでやめました。

Momentのレンズは専用ケースをiPhoneにつけ、そのケースにレンズを付けるという仕組みになっています。ケースの選択肢が少なかったり、その分お金もかかったりしますが、ケースとレンズがセットな分、取り付け方が簡単で、ずれたりもしないらしい。

で、このケースを普段使いにも利用しようとしていたため、iPhone本体よりも先に注文する必要があったわけです。

今回購入したのはiPhone XR用のケースと、「WIDE 18MM LENS」という広角レンズ。望遠レンズとか魚眼レンズもあるのですが、ひとまず広角だろうと。iPhoneのカメラ、比較的画角が狭い印象があって、まずはそこが解決したいな、と。このレンズの使い勝手が良かったら、少しずつ買い足していくかもしれません。

さて、注文した翌日早朝(日本時間)にはDHLで出荷されていたので、まあ、スムーズな対応です。

三日目の早朝にはアメリカ、シカゴにある輸出施設から出荷され、五日目には成田に到着しました。あれ、早いな。もっと香港とか経由してくるのだとばかり思っていたのですが。ただ、成田に到着したのが金曜日の夕方だったのでここで一旦停滞します。通関手続きは土日はやっていないんでしょうね。

週明け月曜日の午後には通関手続きが終わったようで、成田の営業所から私の住む近くの佐川急便の営業所まで輸送され始めた模様。翌日には配達されました。

注文から到着までは9日間。間に土日を挟んでいるので7営業日で届いたことになります。個人輸入でこのスピードなら、かなりいいんじゃないでしょうか。

国外での状況から国内での品物の位置に至るまで、逐一ネットで追跡できるので非常に安心でした。

iPhone XRアップルストアで注文

Momentのケースが通関を通過したタイミングでウェブ上のアップルストアからiPhone XRを注文しました。このタイミングになったのは、手数料、利息無料でオリコの24回払いが使えるのが1月末までだったため。別にクレジットカードの一括払いでも払えるんですが、金利・手数料で損をしないのならば、現金を手元に残しておいたほうが得という判断です。ちゃんと返せば信用情報も付くし。

バンカーリングも注文

同様にネットでiRingのバンカーリングも注文しました。iPhone 6Sはサイズ的にバンカーリングがなくても大丈夫でしたが、XRは一回り大きいのであったほうがいいだろうという判断。iRingは業者によっては偽物も多いらしく、注意してお店選びをしたつもりですが、どうかな。

開封

Moment

ということで、まずはMomentを段ボールから取り出すと、こんな感じの黒い薄手の段ボールの箱にそれぞれ入っています。

左がケースで右がレンズ

左がケースで右がレンズ

ケースの箱の裏側には説明書きのイラストがありました。

PHOTO CASE裏面の説明書き

PHOTO CASE

ケース本体はこんな感じ。

iPhone XRケース内側

内側

iPhone XRケース外側

外側

ウォールナット部分の手触りがいい感じですが、実物が来るとやっぱり結構でかいですね。

レンズのほうはこんな感じ。

18mm広角レンズ

18mm広角レンズ

左上から時計回りにレンズカバー、レンズ本体、袋。これ、袋はレンズがふける素材でできてる感じなのかな。実物を見るとかなりしっかりした作りで、結構ずっしりきます。

iPhone XR

Momentの到着から2日ほど遅れて到着。

iPhone XR

iPhone XR

この写真のサイズを調整しているときに気づいたんですが、iPhone XRの外箱の縦横比ってほぼ黄金比になってるんですね。偶然かもしれませんが、Appleのことだから狙ってやってるのかもしれない。

EarPodsはライトニングケーブルのコネクタに直差しできる形状のものが付属しているのですが、AirPodsを持っているので多分使わない。使わないとなると、他の用途にも使えないのでほぼ無用の長物です。

移行準備

昔だったら何にも考えず、iTunes経由で古いiPhoneのバックアップを取って、それを新しいiPhoneに戻せばおしまいだったわけですが、今はApple Watchがあったり、モバイルSuicaが入っていたりと、いろいろ準備しないといけないことがありそうだったので、ここにまとめておきます。

iPhoneApple WatchのOSのアップデート確認

support.apple.com

上記Appleのウェブサイトによると、iPhoneApple WatchのOSは最新版にしておけとのことだったので、それぞれ確認。iOSは12.1.3、watchOSは5.1.3になっており、私の場合はアップデートの必要はありませんでした。

モバイルSuica情報の退避

appsuica.okbiz.okwave.jp

JR東日本のウェブサイトによると、機種変更の際、モバイルSuicaのデータを一旦削除することによって、データをサーバに逃がす必要がある、とのことで、指示に従ってモバイルSuicaの情報を削除しました。

iPhone 6SとApple Watchの連携を解除

Appleのサイト情報では、これは行わなくても特に問題はないようでしたが、念のため。これによってApple Watchの設定情報がiPhoneに残るため、新しいiPhoneに情報を同期したときにスムーズに行くとかなんとか(いまいちよくわかってはいません)。

Lineのトーク履歴のバックアップ

まあ、これは必須ではないような気もしますが。こちらのサイトを参考に、トーク履歴のバックアップとアカウント引き継ぎ設定を行いました。

appllio.com

iPhone 6SのデータをiMacにバックアップ

上記の作業を完了後、iPhone 6Sの最新データをiMacにバックアップしました。このとき、「iPhoneのバックアップを暗号化」を有効にしておかないと、パスワードなどの情報がバックアップされないので注意。

SIMカードの入れ替え

iPhone 6Sに入っていたSIMカードiPhone XRに入れ替え。ちなみに6SとXRでは何故かSIMカードを入れる向きが反対になっていました。

iPhone XRのOSをアップデート

iPhone 6SのデータをXRに戻そうとしましたが、互換性でエラー。何かと思ったら、XR側のOSが最新版ではなかったようで、移行の前にOSのアップデート作業が発生しました。

iPhone XRの復元

iTunes側で復元するバックアップデータを選択し復元作業を行いました。

Lineのデータの復元

先ほどのサイトを参考にLineの復元を行いました。なおトーク履歴についてはバックアップから復元作業を行わなくても何故か復元されていたので、特に何もしませんでした。

Apple Watchのペアリング

iPhone XRApple Watchのペアリングを行いました。iPhone側でApple Watchを認識させたあと、バックアップからの復元を選択しました。

通信会社のプロファイル設定

上記の手順ですべて終わり……だと思っていたのですが、MVNOのプロファイル設定を忘れていました。というか、外出先でネットに繋げなくて、設定をしていなかったことに気が付きました。プロファイル設定はバックアップデータからは復元されないんですね。

三大キャリアの場合、不要だと思いますが、MVNOを使用している人は各社のウェブサイトを参考にプロファイルの設定をお忘れなく。