ちょっと客家語を勉強することになりまして。私の中国語学習歴は、普通話はかなりしっかり、広東語も結構しっかり勉強した経験がありまして、台湾語(福建語)はちょっとかじりましたが全く話せません、という感じ。一応四言語目の中国語系の言語。 言語を勉…
Q. 大学書林の『ペルシア語四週間』って四週間で読み切れるの? A. 無理です 以上。 閑話休題。大学書林から出ている黒柳恒男著『ペルシア語四週間』という全602ページの分厚い学習書があります。今まで文法事項の参考書として手元に置いていたのですが、ち…
先日2泊3日で韓国のソウルに行ってきました。前回の渡韓が2013年だったので丸々10年ぶり。前回は朝鮮語チョットワカルな知人に連れて行ってもらったので、観光から食事から阿保みたいにぼーっとしていても何の問題もありませんでした。今回は一人旅というこ…
以前下記のエントリーで「マカロニウエスタンにタンブルウィードは出てこない」という主張をしていたのですが、その後、タンブルウィード(らしきもの)が登場するマカロニウエスタンが発見されたため、そのご紹介と主張の訂正をいたします。 otoyalog.haten…
朝鮮語の勉強を進めた 本を6冊読んだ 漫画を19冊読んだ 死ななかった
一般社団法人 ルビ財団の考え方に共感したので、ブログ記事のうちのいくつかにルビを振ってみたのだが、htmlにおけるrubyタグの問題点に気づいたので書いておく。ルビ財団のウェブサイトは以下。 rubizaidan.jp 大きな問題点は検索性の低下だ。例えば「気が…
前置き 涼山彝語学習の古典的名著として、李民、马明著の三部作《凉山彝语语法》、《凉山彝语语音概论》《凉山彝语会话六百句》(いずれも四川民族出版社刊)があります。それぞれ文法説明、音韻的な説明、会話文から実際の使い方を学ぶ、という、3冊仕上げ…
WindowsやアンドロイドにはIMEが存在するのですが、iOS環境には涼山規範彝文のIMEが(少なくとも日本から普通にアクセスできるところには)存在しないため、簡易的なブックマークレットを作成しました。 使い方はソースを見てもらえばと思いますが、ちょっと…
愚痴です。 私が今まで勉強したことのある中国語系の言語は普通話と広東語だけだったのですが、それに最近加わったのが台湾語です。 普通話も広東語も破裂音として存在するのは無声有気音と無声無気音だけでした。一方で、台湾語には無声有気音と無声無気音…
台湾語のローマ字表記の話。結論から言うと、私は基本的に台拼を使って勉強するので、今後このブログに出てくる台湾語のローマ字表記も基本的に台拼のものになります。 以下蛇足。 台湾語のローマ字表記は何種類かあるのですが、こと日本で台湾語を勉強しよ…
以前にも台湾語の声調について書きましたが、台湾語は個々の声調自体の難しさは普通話と広東語の中間といった印象です。これはあくまで個人的な感覚ですが。 むしろ、台湾語の声調システムの真骨頂はその声調変化にあると言えます。普通話でいうと、3声と3声…
多言語学習者界隈では各言語版の『星の王子さま』を収集するのが流行っている界隈もあるようで、私も少し前に広東語版の『星の王子さま』を手に入れました。毎日少しずつ書き写しながら読んでいるのですが、面白い表現にぶつかったのでご紹介します。 まずは…
台湾語、福建語、閩南語、いろいろと言い方はありますが、台湾で多く話されている中国語の方言のうち、いわゆる「国語」ではなくて客家語でもないやつです。 台湾語って書いて「国語」を指しているケースも(特に日本語界隈で)ままあるし、福建語とか閩南語…
沢木幸太郎の『深夜特急』「第二章 黄金宮殿」にこんな一節が出てきます。 ついに彼女は立ち上がり、ひとこと呟くとそのまま部屋を出て行ってしまった、ハンサム、と聞こえたが、そんな言葉でないことは、彼女の表情の硬さから明らかだった。(中略)そのこ…
し、増やさないかもしれません。 この間Twitterでこんなことを書きました。 中国語(包括方言)の役に立たない知識だけを紹介するブログでも作ろうかしら(多分作らない — ▶︎おとや (@kyootoya) August 21, 2022 もともと私の学生時代の専門分野は言語学で、…
Windows10環境でのペルシア語の入力にあたり、タイトルにあるゼロ幅非接合子とソクーンの入力方法を調べるのに少し手間取ったので、古のウェブ作法に則り備忘録を書いておきます。 以下の入力方法は、言語設定よりペルシア語キーボードをインストールしてい…
アイキャッチがヌンチャクなのは他に適当なイラストがいらすとやさんになかったからです。中国武術系のイラストが案外充実していない。 それはそれとして縄鏢。相変わらず練習用縄鏢も作れていないので消しゴムとビニル紐で作った簡易練習用縄鏢で動きの練習…
書くことがないのでかなり間が空いてしまっています。じょうひょう、今日は縄鏢について書きます。縄鏢 (shengbiao) は中国武術で使われる武器(兵器)の一種で、軟兵器に分類されます。軟兵器というのは鞭とかそういう、くねくねした動きをする武器の総称っ…
たまに読んでいるはてなブログで見かけて、いい感じだなー、と思ってNeumorphismというテーマを導入しました。そんなことより記事を書けって感じですが、書くことも書けることもあんまりないんですよね。書きたいことは色々制約があって書けなかったり、それ…
最近ブログの更新をあまりしていないのは特に書くことがないからです。まあ、一生懸命探せばあるんでしょうけれど、そこまで熱意がない。ちょっとしたことはTwitterに書いておわっちゃうんですよね。 それはそれとして、先月読んだ本まとめ。漫画が多いです…
漫画が16冊、それ以外が5冊。先月読んだ本の中で一番面白かったのは『風姿花伝』でしょうか。思っていたより実用的なアドバイスの多い本です。その辺の自己啓発書よりもよっぽど自己啓発書です。『喧嘩両成敗の誕生』もとても良かった。 漫画についてはKindl…
複数形。英語で言うところの-sが付く形です。英語は多少の例外(mouseがmiseになる、みたいなの)がありつつも、基本的には単数形に-sないし-esを付けると複数形ができる、ということになっています。 一方でウェールズ語なんですが、複数形の作り方が何パタ…
漫画が14冊。それ以外の本が15冊。Kindle Paperwhiteを買ったら3ヶ月分のKindle Unlimitedが付いてきたので、対象書籍ばっかりを読み耽っていました。山と渓谷社の本がかなりUnlimitedに入っているのが個人的にはありがたいです。 8月の読書メーター読んだ本…
第3稿。ここにきて名詞の文法性が絡んできて面倒くさく面白くなってきました。これで今まで遭遇している音変化はひととおり説明できるようになりました。音変化の基礎的な事項については以下のエントリを参照ください。 otoyalog.hatenablog.com 1. 軟音化 1…
稿を改めました。基本的に最新のエントリーを参照すれば、その時点で把握しているすべての音変化規則がわかるようにしたい。音変化の基礎的な事項については以下のエントリを参照ください。 otoyalog.hatenablog.com 現在私が理解している最新の規則は下記エ…
ウェールズ語をはじめ、ケルト諸語の特徴のひとつとして語頭音の変化が豊富であることがあげられます。すごく雑に言えば日本語の連濁のような現象です。ここでは私の学習メモとして、ウェールズ語の音変化の規則を書いていきます。 メモなので、まったくもっ…
ウェールズ語では例えば水—dŵr—とか夫たち—gwŷr—とかいう風に、wやyの上にˆが書かれることがあるんですが、それをキーボードで打つ方法について。 Mac OS X Windowsでは試していないので、とりあえずMac OSの話として読んでください。 通常の英数入力モード…
7月の読書メーター読んだ本の数:28読んだページ数:5344ナイス数:30 山と食欲と私 1巻: バンチコミックスの感想Unlimited。第2巻以降を読む前に再読。やっぱりテンポが良くて軽やかで面白いなあ。読了日:07月31日 著者:信濃川日出雄 江戸前の旬 8の感想U…
この記事のまとめ Kindle Paperwhite 第10世代、ファームウェア 5.13.1 では、本体からアカウントを削除した際にすでにKindle内にダウンロードしてあった書籍データも削除される。 以下、経緯とか愚痴 またしてもタイトルで言いたいことはほぼすべて言い終え…
タイトル以上にとくに書くことはないのですが。今日(2020年7月24日)の9時からはじまったアマゾンのタイムセール。例年だったら7月にアマゾンプライムデーのセールがあるはずだったのですが、新型コロナウイルスの影響で延期になっているらしく、その代わり…