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Kindle Paperwhite 5.13.1では複数アカウントの運用はできません

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この記事のまとめ

Kindle Paperwhite 第10世代、ファームウェア 5.13.1 では、本体からアカウントを削除した際にすでにKindle内にダウンロードしてあった書籍データも削除される。

以下、経緯とか愚痴

またしてもタイトルで言いたいことはほぼすべて言い終えています。新しいKindle Paperwhite(第10世代)が届きました。今まで使っていた第5世代と比べると、画面もきれいだし、中国語に拼音が付くようになっているし……とほぼ良いこと尽くめだったんですが、個人的に最悪の改変だったのがタイトルにもある複数アカウント運用が難しくなったことです。

もちろん、物理デバイスとしてのKindle(以下「Kindle」)に複数のAmazonアカウントを登録しておき、適宜切り替えて使う、というのは今までの端末でもできませんでした。

ただ、今まで使っていたKindle Paperwhite(第5世代)ファームウェアバージョン 5.6.1.1では、「Kindle」からアカウント情報を削除しても、すでに「Kindle」内にダウンロードしてあった書籍データは消えませんでした。

そのため、中国アカウントでログインし、「Kindle」内に中国語の電子書籍データをダウンロードし、その後日本アカウントでログインして、普段は日本語アカウントで日本で買った書籍を読みつつ、気が向いたときに日本語アカウントにログインしたまま、すでに「Kindle」内にダウンロードしてあった中国語書籍(中国アマゾンで購入したもの)を読む、ということができたわけです。

新しい「Kindle」のファームウェアは5.13.1なのですが、このバージョンでは、「Kindle」からアカウント情報を削除した際、「Kindle」内にダウンロードされていた書籍データもすべて削除されます。そのため、上述したような、中国アカウントで購入した本を、日本アカウントでログインしたまま読む、ということができなくなりました。

ネット上には、端末にダウンロード済の書籍データは残るという情報と、残らないという情報がどちらも書かれていて、でもって誰もファームウェアのバージョンを記載してくれないので自分で買ってみるまで確信できなかったんですよね…… 今回このエントリを書いたのはそういう犠牲者を新たに生まないためです。

閑話休題。また、アカウント切り替え時にいったんすべての書籍データが削除されてしまうため、切り替えるたびに読みたい本をダウンロードしなおさなくてはならない、というクソ面倒くさい手順を踏まないといけません。

いや、それじゃあ32GB買ったの無駄じゃん。8GBで良かったじゃん、という気持ち。何より、中国語の本を読もうと思ったときに、いちいち一度日本アカウントからログアウトし、中国アカウントにログインし、読みたい本をダウンロードして……という一連の作業を毎回行わないといけないのが面倒くさすぎます。

また、旅行に出る際にあらかじめ中国語の本と日本語の本をダウンロードしておき、旅先で気分に応じで読み分ける、といったことも難しくなるわけで…… ちょっと困ったなあ、という感じです。