OtoyaLog

おとやさんが好きかって書くログ。

2020年8月に読んだ本まとめ

漫画が14冊。それ以外の本が15冊。Kindle Paperwhiteを買ったら3ヶ月分のKindle Unlimitedが付いてきたので、対象書籍ばっかりを読み耽っていました。山と渓谷社の本がかなりUnlimitedに入っているのが個人的にはありがたいです。

8月の読書メーター
読んだ本の数:29
読んだページ数:5679
ナイス数:21

ヤマケイ文庫 単独行者 新・加藤文太郎伝下ヤマケイ文庫 単独行者 新・加藤文太郎伝下感想
Unlimited。読み応えのある伝記小説でした。加藤の最後の姿はもちろん誰も記録を残していない以上、著者が想像し、推測するしかないわけですが、丁寧な登山描写が説得力を与えている。解説によると本書と『孤高の人』では最後に加藤とパートナーを組んだ吉田の性格がかなり異なっているらしく、本書の快活で好感の持てる吉田像を読んだあとでは、少し読むのを躊躇してしまう。新田氏の著作は好きなので多分そのうち読むと思うけれど。
読了日:08月30日 著者:谷 甲州
ヤマケイ文庫 単独行者 新・加藤文太郎伝上ヤマケイ文庫 単独行者 新・加藤文太郎伝上感想
著者の谷甲州氏はSF小説家としては知っていたが、山岳伝記小説も書いているとは知らなかった。本作の主人公は加藤文太郎新田次郎の『孤高の人』のモデルにもなっている(未読)。当時はまだ単独行が異端とされた風潮のなか、パイオニアとしての孤独さや、加藤の歯痒さ、悔しさが丁寧に描かれている。しかし、この小説の加藤は体力お化けである。彼を見習った登山をしたとしたら、通常の人間はすぐに死んでしまいそうだ。まあ、それが彼の最後にも直接繋がっている気がする。
読了日:08月28日 著者:谷 甲州
ここほれ墓穴ちゃん(1) (電撃コミックスNEXT)ここほれ墓穴ちゃん(1) (電撃コミックスNEXT)感想
Unlimited。面白くない……わけじゃないんだけれど、たまにtwitterで流れてくるのを眺めるくらいの分量がちょうどいいのかもしれない。
読了日:08月27日 著者:きたむら ましゅう
はじめての海外登山 チベット未踏峰への挑戦: 山梨県登山連盟 齋藤雄太の登頂記録はじめての海外登山 チベット未踏峰への挑戦: 山梨県登山連盟 齋藤雄太の登頂記録感想
山梨県登山連盟の隊がチベット未踏峰に挑戦した、ということに惹かれて読んでみた。インタビュアーであり著者である二見氏は自衛隊関係者らしく、度々自己の自衛隊での経験に例えるが、正直あまりピンとこない。肝心の登山記録についてはコンパクトにまとまっていて読みやすい。「不二山」を「Fuji-shan」と読ませるのは、一体何語かわからない、正直イマイチなネーミングセンスだとは思うけれど。
読了日:08月26日 著者:二見龍,齋藤雄太
ひざの痛みを治す 中高年、登山・スポーツ愛好家に贈るひざの痛みを治す 中高年、登山・スポーツ愛好家に贈る感想
Unlimited。もともと学生時代の剣道で膝を少し悪くしていたのですが、最近またちょっと調子が悪くなってきた感じがあり、何か役に立てばと。ひとまず専門医の診察を受けろ、そして大腿四頭筋を鍛えろ。己を知って適度な運動をしろ。とのお話。具体的なトレーニング方法も参考になります。とりあえず、リハビリ的なトレーニングを続けてみる。一度、ちゃんとお医者さんに診てもらったほうがよいのかもなあ。
読了日:08月26日 著者:大森薫雄
ふたりソロキャンプ(2) (イブニングコミックス)ふたりソロキャンプ(2) (イブニングコミックス)感想
うん、やっぱり面白い。結構キャンプギア、登山ギア蘊蓄も出てくるので案外実用的な部分もある。まあ、そういうのを求めて読むとアレですが、副産物的な意味で。厳が慣れてきた、というか、だんだんいい感じのコンビになってきて、新しい登場人物が出てきたところで3巻に続く。
読了日:08月25日 著者:出端祐大
ギャルと恐竜(1) (ヤングマガジンコミックス)ギャルと恐竜(1) (ヤングマガジンコミックス)感想
味わい深い。1話1話が短めなのもいい。
読了日:08月25日 著者:森もり子
第2集 おしまい第2集 おしまい
読了日:08月25日 著者:ただたか
Penguins Pengwiniaid: Bilingual First Reader English - Cymraeg (English Edition)Penguins Pengwiniaid: Bilingual First Reader English - Cymraeg (English Edition)感想
Unlimited。ペンギンの写真の横にペンギンについての本当に簡単な解説文が英語とウェールズ語で書かれている非常に短いバイリンガルテキスト。一文は短く文構造も単純なのでウェールズ語の初級文法を理解していれば読める。私はたまに分からない部分もあったものの、英語のテキストを参考にすることでだいたい読めた。短いながらも純粋な学習書以外のこういう文章を読んで理解できると楽しい。
読了日:08月23日 著者:Prof Lingo
10日もあれば世界一周 (光文社新書)10日もあれば世界一周 (光文社新書)感想
Unlimited。海外旅行なんてとても行けない状況だからこそ読みたくなる。世界一周航空券を利用した超短期の世界一周旅行の実例&ノウハウ。著者も書いているが、新書で旅行記というのはやはりムリがあったのではないだろうか。結果として旅行記としてもハウツー本としてもどっちつかずの本に仕上がっている。旅行記部分はバッサリカットしてテクニック的な話に注力してほしかった。
読了日:08月23日 著者:吉田 友和
暗い世界暗い世界感想
ウェールズ短編集ということで手にとったのだけれど、ウェールズ「英語文学」の短編集だったのは少々肩透かしだった。英語文学であることから予期されるように、物語の舞台やテーマは炭鉱や南ウェールズが中心。ウェールズ小説集と名打つなら、ウェールズ語文学や北ウェールズへの目配りもほしかった。個々の小説については、それぞれまったくテイストが違っていて面白い。その中でもトレザイスの作品は唯一の現役作家の作品で、これがチョイスされているのも興味深い。
読了日:08月22日 著者:リース・デイヴィス,グウィン・トマス,マージアッド・エヴァンズ,ロン・ベリー,レイチェル・トレザイス
ドキュメント単独行遭難ドキュメント単独行遭難感想
Unlimited。単独行での遭難にテーマを絞った羽根田さんのルポ。事例を紹介し、それについて解説、批評を加えるいつものスタイルだけれど、やっぱり面白い(というとやはり語弊があるけれど)。私も山に入るときは単独行のことも多いので、事前準備だけはしっかりしないとなあ、と改めて確認した。
読了日:08月17日 著者:羽根田 治
人を襲うクマ人を襲うクマ感想
Unlimited。羽根田治氏による熊害の事例と熊の生態に関するレポート。巻頭の福岡大ワンゲル部の事例は有名なので概要は知っていたが、他には初めて知った事例も多い(畳平のは薄っすら覚えていた)。筆者も後書きに書いている通り、熊との遭遇は突発的事例であることがほとんどなので、他の著者の本のように、なぜ遭難が発生したのか、の部分の考察ができないことが多く、著者の本にそういった向きを期待していると少し肩透かし感はある。ただ、山に入る以上、熊に遭遇する可能性は常にあるわけで、知っておくことは必要だと思った。
読了日:08月16日 著者:羽根田 治
潜入ルポ ヤクザの修羅場 (文春新書)潜入ルポ ヤクザの修羅場 (文春新書)感想
Unlimited。著者の鈴木智彦氏の今までの経験のまとめというか、様々なエピソードを通じて現在のヤクザの実態を描き出そうとしているというか、半分自伝的な趣もある。この人の文章はやっぱり文体が実話系というか、溝口敦氏なんかと比べるとちょっと下世話っぽいんですよね。それが良いところでもあると思いますが。
読了日:08月15日 著者:鈴木 智彦
ヤマケイ新書 山岳遭難の教訓 --実例に学ぶ生還の条件--ヤマケイ新書 山岳遭難の教訓 --実例に学ぶ生還の条件--感想
Unlimited。羽根田氏の遭難ルポルタージュが大好きで何冊も読んでいるのだけれど、本作もまた良かった(良かったというと語弊があるが)。こういった事例を頭の片隅に置いておくことで、自分が同様の状況に陥ったときに少しでも助けになればありがたい、けれど、どうだろうね。釈迦ヶ岳の幻覚の話は、本人の手記を掲載しているということもあってちょっとしたホラーだった。
読了日:08月13日 著者:羽根田 治
侍ナウ(1)侍ナウ(1)感想
Web連載してた漫画っぽい。意外とというと失礼だけれど、アクション描写がしっかりしていて、結構面白い。
読了日:08月13日 著者:手前野ようた
ヤマケイ新書 御嶽山噴火 生還者の証言ヤマケイ新書 御嶽山噴火 生還者の証言感想
Unlimited。2014年の御嶽山噴火の際、たまたま山頂部に居合わせ、生還した登山ガイドの著者による手記兼取材兼提言のような本。多少生硬な部分もあるのだけれど、あの災害に遭遇して生還した人、それも山のプロの手記が読めるのは貴重だし、ありがたい。登山中の噴火という相当に不運な現象にあったとき、最後に運を手繰り寄せて生還できるかどうかは、日頃の危機意識の持ち方と、技術、そしてシミュレーションによるのだと感じる。いくら危機意識や技術を持っていても、運を掴めなければまた、生還が覚束ないのも自然だが。
読了日:08月12日 著者:小川 さゆり
ヤマケイ文庫 野性伝説 羆風/飴色角と三本指ヤマケイ文庫 野性伝説 羆風/飴色角と三本指感想
Unlimited。戸川幸夫氏の「羆風」を原作として、「釣りキチ三平」の矢口高雄氏が劇画化したもの。「羆風」と比べると短いが、戦後の東北の羚羊猟(当然密猟である)を描いた「飴色角と三本指」も収録。三毛別熊害については、木村盛武氏の「慟哭の谷」も吉村昭氏の「羆嵐」も読んだが、戸川氏の原作は未読。途中まで、「羆嵐」の劇画化だと思っていた。文章での想像と違い、直接描写が目に飛び込んでくる劇画の威力はやはりすごい。また、「飴色角」については羚羊が繊細なタッチで描かれており、やはり素晴らしい。
読了日:08月12日 著者:戸川幸夫
エル・ブリ 想像もつかない味 (光文社新書)エル・ブリ 想像もつかない味 (光文社新書)感想
Unlimited。バスクのレストラン「エル・ブリ」の料理哲学について、著者の体験を元にエッセイ的に綴った新書。前半は筆者のフランス料理遍歴が語られ、後半でエル・ブリの料理と、その哲学が書かれている。巻末にはシェフ、フェラン・アドリアのインタビューが納められている。
読了日:08月11日 著者:山本 益博
たのしいプロパガンダ (イースト新書Q)たのしいプロパガンダ (イースト新書Q)感想
Unlimited。戦前日本やナチスドイツ、ソ連などの娯楽を通したプロパガンダ、また現代の東アジア各国のプロパガンダ、そして現代日本のいわゆる萌えミリなどにも目配せをして、その歴史を概説すると同時に、その知識をどのように活かせば良いかを説く。他の著作でもそうだが、辻田氏は「現代を見極めるために歴史を知る」という態度を一貫してとっており、それがトリビアルになりがちなテーマの諸著作に一般的な意味を与えていると感じる。
読了日:08月07日 著者:辻田真佐憲
AIのアイザワさんAIのアイザワさん感想
アイザワさんが可愛い。全体の長さは少し短め。
読了日:08月05日 著者:古城まな
言語を生みだす本能(下) (NHKブックス)言語を生みだす本能(下) (NHKブックス)感想
下巻は上巻に比べるとさらに学際的な内容になっており、正直に言って私の興味の範疇からは外れた話題も多かった。また、言語学以外の分野に対する私の知識の不足から、いまいち理解しきれていない部分もあるように感じる。
読了日:08月04日 著者:スティーブン ピンカー
極道めし : 1 (アクションコミックス)極道めし : 1 (アクションコミックス)感想
Unlimited。タイトルだとヤクザの食事の話にも見えるけれど、舞台は刑務所。懲役囚たちがお正月のお節を賭けて今まで自分が食べた旨い飯の話を披露し合うお話。突飛な設定だけれど、意外と面白い。
読了日:08月03日 著者:土山しげる
兎が二匹 2巻(完): バンチコミックス兎が二匹 2巻(完): バンチコミックス感想
Unlimited。非常に物語としては荒い部分もあるのだけれど、だからこそテーマが直截に伝わってくるというか、力強い。率直に言うと大好きな物語でした。科学的な部分というか、間戸絡みのエピソードは総じて蛇足な気もするけれど、すずに可能性を伝えるファクターとして導入されたと思われるので、まあ仕方ないのかな。2巻できれいにまとまっているのも良い。
読了日:08月03日 著者:山うた
兎が二匹 1巻: バンチコミックス兎が二匹 1巻: バンチコミックス感想
Unlimited。マニ車botの中の人の作品。マニ車bot氏が漫画を描いてらしただけでも驚きだったのですが、こういう作風なのはらしいというか何というか。アンハッピーエンドなのは第1話で明らかにされていると思われるので、読み進めるのが基本辛いなあ…… すずの方言から物語の舞台自体が広島だとばかり思っていたのだけれど、他の登場人物にまったく方言が出ないことに気づくべきでしたね。第1話のテンポが異常に早くて驚いたのですが、それ以降は丁寧にゆっくりと展開していく。
読了日:08月02日 著者:山うた
流浪のグルメ 東北めし : 3 (アクションコミックス)流浪のグルメ 東北めし : 3 (アクションコミックス)感想
青森編+少しだけ秋田。前半はついにハンター錠二がメインのお話。後半は宮城編で登場したカップル再登場。作品は未完ながら2018年に著者が亡くなったことで絶筆。残念……
読了日:08月02日 著者:土山しげる
流浪のグルメ 東北めし : 2 (アクションコミックス)流浪のグルメ 東北めし : 2 (アクションコミックス)感想
岩手編。第1巻ではハンター錠二がそれぞれの土地を訪れた観光客に旨い飯屋を教えるという連作の体裁だったが、本巻は盛岡に転勤でやってきた男がずっと主人公。アドバイスするのはハンター錠二。やっぱりストーリーはあるようでないんだよなあ。ただ、第1巻と比べると、主人公が苦手なじゃじゃ麺を克服しようと奮闘するという軸はあるにはある。
読了日:08月01日 著者:土山しげる
山と食欲と私 3巻: バンチコミックス山と食欲と私 3巻: バンチコミックス感想
Unlimited対象はこの巻まで。単独登山だけじゃなくて会社の同僚との登山など、物語にバリエーションが出てきた。しかし山と食事、というテーマは揺るがない。北アルプス、ちゃんと撤退できたのえらい。
読了日:08月01日 著者:信濃川日出雄
山と食欲と私 2巻: バンチコミックス山と食欲と私 2巻: バンチコミックス感想
Unlimited。作品を通しての初見開きが八ヶ岳の景色っていうのが素晴らしい。第17話「消えた桜もち」だけなんでこんな山の怪談テイストなのか。
読了日:08月01日 著者:信濃川日出雄

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