2024-01-01から1年間の記事一覧
日記とも随筆ともつかない、その中間のようなものを以下のブログで最近書きはじめました。 otoyadiary.hatenablog.com しばらくはあちらの更新が多くなると思うので、もしよければ見てやってください。 こちらではできれば役に立つ何かを更新できればと思う…
台湾で使われている客家語のひとつである四県腔(腔は方言に相当する)をローマ字で書く方法として、現在ある程度普及しているものに、拼音方案と白話字があります*1。本エントリではこの2種類の表記法間で書き換え、読み替えをする際の便に供するため、基本…
台湾語の連続変調、変調規則自体はさほど問題ではなく、むしろ文中でどこまで連続変調が続くのかいまいち規則が分かりづらいのが問題 鼻音化母音を発音しようとすると呼気が強くなって子音が有気音化しがちになる問題
『客家語入門』に出てくる「V啊」の用法、《大學初級客語》で言うところの「V得」に大体対応してるのかな。「寫啊蓋好」は四縣腔っぽくすると「寫得當好」になる?
「台北から」と言うとき、跈對臺北(thèn-tui Thòi-pet)と對臺北(ti Thòi-pet)だとどう違うのだろう。前者は『客家語入門』に載っていて、後者は《大學初級客語》に載ってるのだけれど、やはり南北四縣腔の差なのだろうか 吔(è)という助詞は華語の了(le)と同…
『ペルシア語四週間』には所有を表わす表現として、این کتاب مال من است. のほかに、این کتاب از من است. といった از を使う方法も載っているのだけれど、この用法は割と古い感じらしい。地方によっても違うけれど、通じはするものの、あまり口語としては現…
客家語の「新聞(sîn-vùn)」には「1. 華語の新聞 2. 日本語の新聞」の二つの用法があって、2は日治時期に日本語から入った用法らしい。2の用法には「報紙(po-chṳ́)」という言い方もある 日本語からの借用語と華語由来の言葉が併立している例は割と多くて、「…
看啊試「やってみる」とか行啊來「歩いて来る」みたいな「V啊V」の表現が『客家語入門』にはかなり出てくるんだけど、《大學初級客語》には1例も登場していなくて、類似の表現として走著去「歩いて行く」みたいな「V著V」の表現が出てくるんだけれど、これは…
فرهنگ 単体では基本的に「文化」という意味合いが強く出るので、辞書と言いたい場合「فرهنگ سخن」と言ったほうがよいらしい ペルシア語の「ありがとう」、سپاس とか سپاسگزار という表現があることを知った。これはクルド語のspasと同じだろうか
AA研の『客家語入門』には「一息仔」などの語がよく出てくるのだけれど、教育部の辞書によるとこれは南四縣腔の表現で、四縣腔では使わないようだ。一兜仔あたりが該当するんだろうか。 前にも書いた気がするけれど、やはり無と毋の使い分けが難しい。
「佢分一析西瓜𠊎。」という例文と、「𠊎分佢兩本書。」という例文がある。つまり客家語では間接目的語と直接目的語の順番はどちらかに限定されず、文脈で解釈するということ? 普通話と広東語の中間みたいな特徴だな 上手く表現できないのだけれど普通話の…
《大學初級客語》では識をsiidˋで読ませて「曾经」の意味として使っているのだけれど、教育部の臺灣客語辭典だとこの用法を載せているのは詔安腔だけで、四縣腔を含む他の方言では曾經cenˇginˊしか載せてないんだよな。この本、基本的には四縣腔なんだけど、…
這恁久と這一駁仔ってどっちも最近っていう訳語が当たっているけれどニュアンス違うのかな 「人口無多」という句があったんだけれど、ここで「人口毋多」というと非文になったりニュアンス変わったりするのだろうか 客家語、台湾語ほどではないけれどそれな…
語学絡みで気付いたことを、最近は都度Twitter(現X)で呟いていたのだけれど、ある程度まとめたほうが後々便利なのではないかと思ったのでここに残してみる。あくまで備忘録であり、その時点での気付きなので、後で間違いが分かったり、認識が変わったりす…
ちょっと客家語を勉強することになりまして。私の中国語学習歴は、普通話はかなりしっかり、広東語も結構しっかり勉強した経験がありまして、台湾語(福建語)はちょっとかじりましたが全く話せません、という感じ。一応四言語目の中国語系の言語。 言語を勉…
Q. 大学書林の『ペルシア語四週間』って四週間で読み切れるの? A. 無理です 以上。 閑話休題。大学書林から出ている黒柳恒男著『ペルシア語四週間』という全602ページの分厚い学習書があります。今まで文法事項の参考書として手元に置いていたのですが、ち…