語学
ちょっと客家語を勉強することになりまして。私の中国語学習歴は、普通話はかなりしっかり、広東語も結構しっかり勉強した経験がありまして、台湾語(福建語)はちょっとかじりましたが全く話せません、という感じ。一応四言語目の中国語系の言語。 言語を勉…
Q. 大学書林の『ペルシア語四週間』って四週間で読み切れるの? A. 無理です 以上。 閑話休題。大学書林から出ている黒柳恒男著『ペルシア語四週間』という全602ページの分厚い学習書があります。今まで文法事項の参考書として手元に置いていたのですが、ち…
前置き 涼山彝語学習の古典的名著として、李民、马明著の三部作《凉山彝语语法》、《凉山彝语语音概论》《凉山彝语会话六百句》(いずれも四川民族出版社刊)があります。それぞれ文法説明、音韻的な説明、会話文から実際の使い方を学ぶ、という、3冊仕上げ…
WindowsやアンドロイドにはIMEが存在するのですが、iOS環境には涼山規範彝文のIMEが(少なくとも日本から普通にアクセスできるところには)存在しないため、簡易的なブックマークレットを作成しました。 使い方はソースを見てもらえばと思いますが、ちょっと…
愚痴です。 私が今まで勉強したことのある中国語系の言語は普通話と広東語だけだったのですが、それに最近加わったのが台湾語です。 普通話も広東語も破裂音として存在するのは無声有気音と無声無気音だけでした。一方で、台湾語には無声有気音と無声無気音…
台湾語のローマ字表記の話。結論から言うと、私は基本的に台拼を使って勉強するので、今後このブログに出てくる台湾語のローマ字表記も基本的に台拼のものになります。 以下蛇足。 台湾語のローマ字表記は何種類かあるのですが、こと日本で台湾語を勉強しよ…
以前にも台湾語の声調について書きましたが、台湾語は個々の声調自体の難しさは普通話と広東語の中間といった印象です。これはあくまで個人的な感覚ですが。 むしろ、台湾語の声調システムの真骨頂はその声調変化にあると言えます。普通話でいうと、3声と3声…
多言語学習者界隈では各言語版の『星の王子さま』を収集するのが流行っている界隈もあるようで、私も少し前に広東語版の『星の王子さま』を手に入れました。毎日少しずつ書き写しながら読んでいるのですが、面白い表現にぶつかったのでご紹介します。 まずは…
台湾語、福建語、閩南語、いろいろと言い方はありますが、台湾で多く話されている中国語の方言のうち、いわゆる「国語」ではなくて客家語でもないやつです。 台湾語って書いて「国語」を指しているケースも(特に日本語界隈で)ままあるし、福建語とか閩南語…
沢木幸太郎の『深夜特急』「第二章 黄金宮殿」にこんな一節が出てきます。 ついに彼女は立ち上がり、ひとこと呟くとそのまま部屋を出て行ってしまった、ハンサム、と聞こえたが、そんな言葉でないことは、彼女の表情の硬さから明らかだった。(中略)そのこ…
Windows10環境でのペルシア語の入力にあたり、タイトルにあるゼロ幅非接合子とソクーンの入力方法を調べるのに少し手間取ったので、古のウェブ作法に則り備忘録を書いておきます。 以下の入力方法は、言語設定よりペルシア語キーボードをインストールしてい…
複数形。英語で言うところの-sが付く形です。英語は多少の例外(mouseがmiseになる、みたいなの)がありつつも、基本的には単数形に-sないし-esを付けると複数形ができる、ということになっています。 一方でウェールズ語なんですが、複数形の作り方が何パタ…
第3稿。ここにきて名詞の文法性が絡んできて面倒くさく面白くなってきました。これで今まで遭遇している音変化はひととおり説明できるようになりました。音変化の基礎的な事項については以下のエントリを参照ください。 otoyalog.hatenablog.com 1. 軟音化 1…
稿を改めました。基本的に最新のエントリーを参照すれば、その時点で把握しているすべての音変化規則がわかるようにしたい。音変化の基礎的な事項については以下のエントリを参照ください。 otoyalog.hatenablog.com 現在私が理解している最新の規則は下記エ…
ウェールズ語をはじめ、ケルト諸語の特徴のひとつとして語頭音の変化が豊富であることがあげられます。すごく雑に言えば日本語の連濁のような現象です。ここでは私の学習メモとして、ウェールズ語の音変化の規則を書いていきます。 メモなので、まったくもっ…
ウェールズ語では例えば水—dŵr—とか夫たち—gwŷr—とかいう風に、wやyの上にˆが書かれることがあるんですが、それをキーボードで打つ方法について。 Mac OS X Windowsでは試していないので、とりあえずMac OSの話として読んでください。 通常の英数入力モード…
Prynhawn da!こんにちは! Sut dych chi?お元気ですか? 唐突にウェールズ語に手を出してみました。それも、なんかちょっとマニアックで、かつあんまり実用性はなさそうで、そしてそこはかとなくお洒落な言語がやりたい、という極限まで邪よこしまな理由で。…