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サッカーW杯日本戦感想まとめ

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たまにはこんな記事を。私には戦術分析とか、そういうことはできないので、単純に感想です。

私のサッカー観戦歴

1998年のフランスW杯は、記憶にある限り見ていませんでした。2002年の日韓W杯は結構見ていました。日本代表はもちろん応援していましたが、アイルランド代表も好きでした。当時一番好きだったのはアイルランド代表で、チェルシーに所属していたダミアン・ダフ

Jリーグ三浦俊也監督が就任したあたりからの大宮アルディージャファンでした。2004年シーズンで初のJ1昇格を決めて、たしか、2003年あたりからはホームの試合にはしばしば足を運んでいた記憶があります。2004年の昇格を決定した試合は、会場で観戦していました

ロバート・ファーベク監督が就任したあたりまでは、大宮の試合はテレ玉で放送されるときは結構見ていたのですが、気がついたらあまり見なくなり…… という感じ。

W杯については、2006年のドイツW杯は当然結構見てましたが、2010年、2014年は日本戦だけは見たり、見なかったりといった感じで、日本代表に関する知識も10年前くらいで止まってました

予選リーグ コロンビア戦

以前書いた副業中に見ていました、というか、お客さんのために大画面で流していたので、仕事しながら見たり見なかったり、という感じ。当然仕事優先なので集中しては見ていませんでした。一方、ここで見る機会がなければ、今大会もほとんどスルーしていたと思うので、そう考えるとありがたい。

冒頭のサンチェスのハンドも、そのタイミングでは画面を見ていなかったのですが、お客さんのどよめきに何事かと画面を見たら、PKからの香川のゴール。正直、なんじゃこりゃ、という感じでした。

その後も仕事しながらちらちら見ていましたが、前半にキンテロに同点ゴールを決められながらも、後半に大迫のゴールでまさかの勝利。

親善試合の結果や、謎のタイミングでの監督交代なんかは把握していたので、正直今大会3連敗もあり得ると思っていたので、これには非常に驚いた、というのが正直な感想。

予選リーグ セネガル

セネガルの監督であるシセ氏が非常にフォトジェニックというか、見ていて魅力的なキャラクターでした。閑話休題。マネの先制ゴールからのスタート。取り返すために前掛かりになったところで更に点を取られるのではないかと危惧していたのですが、豈図らんや、日本代表は非常に落ち着いてプレーしていました

乾の左のシュートから得点して1-1で前半折り返し。これは悪くない、と思って見ていました。実際、大迫の決定機もありまししね。ただ、ここで決めきれなかったせいでワゲの得点でまたもや劣勢になってしまったのは残念なところ。

この試合では西野監督の交代戦術もうまくあたり、途中出場の本田が同点ゴール。やっぱりこの人、大言壮語するだけの実力はありますよね。すごい。

試合内容は悪くなく、正直勝てた試合だった気もしますが、しっかり勝ち点を確保したのは素晴らしかったです。

予選リーグ ポーランド

最後の10分間の戦いぶりが色々と言われていますが、個人的には、これがルールに反していないのであれば、戦術としては完全にアリだと思っています。見ていて面白いかと言われれば面白くないですが、私自身は、大宮時代の三浦監督の、「面白い負けより面白くない勝ちを」みたいな戦術は見せられ慣れているので。

一方で、まだセネガルが追いつく可能性がある中で、あの指示を出した西野監督はほんとギャンブラーというか、日本が点を取る可能性よりも、セネガルが点を取れない可能性が高いと判断した、ということで。一歩間違えれば自分の選手を信頼していない、ととられかねない判断をしっかりと下した、という。この人、どんだけ腹が据わっているのか。

全体としては、そこまでの試合も、それほど面白みはないというか、お互い攻めきれない感じの試合だった記憶が。というか、あんまり試合内容の記憶がない……

日本の試合が終わったあと、チャンネルを回してコロンビア、セネガル戦の後半ATだけちょっと見たんですが、シセ監督がめっちゃ「攻めろ攻めろ!」みたいに指示を出していて、やっぱりフォトジェニックでした。そりゃTwitterでも人気でる

決勝トーナメント ベルギー戦

まあ、どうせ負けるよね、と思いながらも、深夜に起き出してきて観戦。結論から言うと見てよかった。すごいいい試合でした

前半、開始直後にちょっと惜しいシーンがあったくらいで、あとはひたすらベルギーの攻めをいなし続ける展開。見ているこっちも精神的に疲れるし、選手も非常に体力的に疲れそうな展開でした。川島のナイスセーブもあって何とか無得点で折り返し。

後半、原口のシュートでまさかの先制。まじかよ……まじかよ……と思って見ていたら、直後に乾のロングシュートでまさかの追加点。夢では、と思いました。これ、もしかするといけるんじゃないか、と思いました。多分、この時間に見てた人、みんなそう思ったんじゃないでしょうか。

しかし、その後はご存知のように、ベルギーの猛攻でひっくり返され、日本のW杯はまたもベスト16で終わりました。

後半、2点目は途中出場のフェライニに頭で押し込まれたわけですが、あれだけ身長差があると、正直どうにもならんというか、何というか、理不尽なデカさ。

最後の本田のFKとCKは、もうちょっと時間をうまく使えば、とも思うけれど、一方で、もし延長になったとき、日本に切れるカードが残っていたのか、と言われると疑問もあり、延長を戦いきる力が残っていない以上、あそこで勝負に出るのは、結果として失敗したけれど、ありだったとも思います。

それにしても、ベルギーの3点目のカウンターは、ほんとお手本のようなカウンターで、悔しいながら非常に美しかった

総評

見てよかったです。なにより、日本代表が10年ほど前に比べ、確実に技術的に進歩しているのが感じられて、個人的にはそこが非常に楽しかったです。西野監督も悪くなかった。ただ、それはそれとして、ハリルホジッチ監督を本番2ヶ月前に切ったことについては、何らかのしっかりした総括があるべきだとは思います。今回のW杯について、西野体制が2ヶ月しかなかったことで、この結果をハリルホジッチ氏の成果と分析すべきか、西野氏の成果と分析するか、非常に切り分けがややこしくなってしまっており、今大会の結果は置いておいて、今後の日本サッカーの成長においては、W杯1回分を無駄にした、くらいの状況になっている部分もあり(というとちょっと言い過ぎだけれども)、協会の長期的展望の欠如については、何らかの弁明、ないし今後に向けての長期方針の表明、のようなものがあって然るべきとは感じています。まあ、ないのだろうけれど。

個人的には、これを機会に、スタジアムまで行くかはわからないけれど、またテレビでサッカー観戦の機会をちょこちょこ増やしていこうかな、とも思っています。可処分時間は有限ですし、現在の私としては自分の武術の方が優先順位は高いので、どれだけ見られるかな、という気はしますけれど。Jリーグは、大宮をまた応援するか、それとも今住んでいる土地のチームを応援するか、悩みどころです。

まだW杯は終わっていないですし、昨日のスイス・スウェーデン戦も面白かったですし、私が割と好きなクロアチア代表もまだ残っているし、まだ楽しみはいろいろあります。