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おとやさんが好きかって書くログ

9月に読んでいた本のまとめ

漫画が16冊、それ以外が5冊。先月読んだ本の中で一番面白かったのは『風姿花伝』でしょうか。思っていたより実用的なアドバイスの多い本です。その辺の自己啓発書よりもよっぽど自己啓発書です。『喧嘩両成敗の誕生』もとても良かった。

漫画についてはKindle Unlimitedの対象だったり、期間限定無料だったりしたものをつまみ食い的に読んだのがほとんどです。

9月の読書メーター
読んだ本の数:21
読んだページ数:2943
ナイス数:30

悪いが私は百合じゃない(1) (電撃コミックスNEXT)悪いが私は百合じゃない(1) (電撃コミックスNEXT)感想
もちオーレさんの絵、なんともいえない魅力があって、原作だけ務めている漫画もいいんだけれど、やっぱり絵と話両方担当されてると何かの破壊力がすごい。
読了日:09月30日 著者:もちオーレ
邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん【期間限定無料】 (マーガレットコミックスDIGITAL)邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん【期間限定無料】 (マーガレットコミックスDIGITAL)感想
基本的にどんな映画に対してもポジティブに描かれるので、読んでいて嫌な気持ちにならないいい漫画。キンプリをチャウ・シンチー系と評するのはすごい。一気に見てみたくなった。
読了日:09月30日 著者:服部昇大
コミケ童話全集コミケ童話全集感想
Unlimited。神おっさんいいわあ…… やっぱり自分が経験があるとフックもいっぱいあるので、「鬼退治に行かない漫画」が一番笑えたけれど、ラブコメの話も面白いし、全体的に安定して面白い。話によって元ネタの童話・民話の物語への関係の濃淡がすごい差がある。
読了日:09月29日 著者:おのでらさん
喧嘩両成敗の誕生 (講談社選書メチエ)喧嘩両成敗の誕生 (講談社選書メチエ)感想
喧嘩両成敗という法が日本に特異なものである、というのは正直意外だった。本書では、室町期の事例を挙げることで、喧嘩両成敗という法・慣行がなぜ生まれたのか、それが当時の人々にどう受け止められたのかを描いている。キーワードは衡平感覚と相殺主義。中人、解死人についてもふわっとは知っていたけれど、本書でしっかりと理解することができた。喧嘩両成敗は別に支配者が人々に強いたものではなく、理想と現実との妥協的な産物だった、というのが面白い。個々の事例もいちいち興味深く、読みやすい本だった。
読了日:09月27日 著者:清水 克行
北欧女子オーサ日本を学ぶ【電子特典付き】 (コミックエッセイ)北欧女子オーサ日本を学ぶ【電子特典付き】 (コミックエッセイ)感想
Unlimited。一部間違った俗説が含まれているのだけれど、これは著者が悪いというより、著者に指導した「専門家」が悪いな。特に第1章と第2章に引っかかる部分がありました。金田一秀穂氏、言語学はともかく日本語学についてはある程度ちゃんとしていらっしゃると思っていたのだけれど。
読了日:09月21日 著者:オーサ・イェークストロム
ミステリと言う勿れ(2)【期間限定 無料お試し版】 (フラワーコミックスα)ミステリと言う勿れ(2)【期間限定 無料お試し版】 (フラワーコミックスα)感想
主人公自体にも謎があって、一応それが物語の先を読ませるフックにもなっているんだけれど。
読了日:09月19日 著者:田村由美
ミステリと言う勿れ(1)【期間限定 無料お試し版】 (フラワーコミックスα)ミステリと言う勿れ(1)【期間限定 無料お試し版】 (フラワーコミックスα)感想
場面があまり変わらない、舞台劇みたいな漫画だな、と思って読んでいたのですが、後書き漫画でそんなことが書かれていて、ああやっぱり、ってなった。面白いけれど少々くどいので、それが合うかどうか。私はいっぺんに読むとお腹いっぱいになる。
読了日:09月19日 著者:田村由美
ヤマケイ文庫 ドキュメント 山の突然死ヤマケイ文庫 ドキュメント 山の突然死感想
単行本でも読んでいるのだけれど、Unlimitedに入っていたので改めて読んだ。突然死というと疾病分野の話になってくるので、同シリーズの他の巻とはどうしてもテイストが異なる。事例も5例中2例が海外の高所登山の話であり、読んでいて興味深いものの、直接的に参考にならない部分も多い。一方で、登山中の突然死を避けるための予防法など、明日からでも自分の山行に取り入れることができる部分もあり、そういった点は有効に活用していきたい。
読了日:09月10日 著者:柏 澄子
風姿花伝 (岩波文庫)風姿花伝 (岩波文庫)感想
読む前の想像よりも一層面白く、また一層実用書だった。能ではないものの、現代では同じ芸道のひとつである武道を稽古する私にとって、ほぼ直接に役に立つ指摘も多く、非常にためになった。 しかし、こういう門外不出だったものが公開されるのは、いい時代とも思うけれど、一方で私を含めた凡夫にまで読まれる作者はどういった気持ちだろうか。
読了日:09月07日 著者:世阿弥
ガチで考える山岳遭難の防止ガチで考える山岳遭難の防止感想
Unlimited。そこまで専門的な話は出てこないのだけれど、だからこそ、趣味レベルの登山者には(私を含めて)それ以前の基本的な知識・技術がなく、遭難してしまう人がいるということなのだと思った。最低限、この本に書いてあるレベルのことは理解して、自分の山行のなかで活かさないといけないと思った。
読了日:09月04日 著者:小尾 和男
でらぐい: 1 (4コマKINGSぱれっとコミックス)でらぐい: 1 (4コマKINGSぱれっとコミックス)感想
Unlimited。うーん。
読了日:09月04日 著者:望月 和臣
低い!!山へススメ!① (登山)低い!!山へススメ!① (登山)感想
Unlimited。
読了日:09月04日 著者:玉屋かつき
正直不動産(2)【期間限定 無料お試し版】 (ビッグコミックス)正直不動産(2)【期間限定 無料お試し版】 (ビッグコミックス)
読了日:09月03日 著者:大谷アキラ,夏原武,水野光博
正直不動産(1)【期間限定 無料お試し版】 (ビッグコミックス)正直不動産(1)【期間限定 無料お試し版】 (ビッグコミックス)感想
嘘が付けなくなった不動産営業を主人公に、不動産取引にまつわる知識を紹介していく漫画、という感じ。正直ストーリーはオマケというか、知識を紹介するための後付け感が今のところはあります。
読了日:09月02日 著者:大谷アキラ,夏原武,水野光博
氷壁の達人 3氷壁の達人 3感想
Unlimited。この漫画は小西政継氏がまだ存命の間に描かれたものみたいですね。マッターホルン北壁の登頂で完結しています。マッターホルン自体はけっこう短くあっさりと描かれているという印象。
読了日:09月02日 著者:神田 たけ志
氷壁の達人 2氷壁の達人 2感想
Unlimited。小西がヒマラヤへの憧れを現実的な目標として捉えはじめるところまで。しかし、この漫画は巻末になると人が死ぬ……
読了日:09月02日 著者:神田 たけ志
氷壁の達人 1氷壁の達人 1感想
Unlimited。伝説的な登山家である小西政継の伝記的な劇画。第1巻は小西の生い立ちから、岩壁に魅せられる経緯が描かれる。クライマックスの森川晃の墜死の迫力が圧倒的。
読了日:09月02日 著者:神田 たけ志
NKJK : 1 (アクションコミックス)NKJK : 1 (アクションコミックス)感想
Unlimited。全2巻なのかな? Unlimited対象は1巻のみ。そして第2巻の表紙が不穏すぎてアレ。不謹慎と共感性羞恥と頑張る少女と友情でなんかこっちの感情がすごいことになる漫画。第2巻なー、読みたい気もするんだけれど表紙がなー。
読了日:09月01日 著者:吉沢緑時
クマ撃ちの女 2巻: バンチコミックスクマ撃ちの女 2巻: バンチコミックス感想
Unlimited。対象はこの巻まで。ラストこっわ……
読了日:09月01日 著者:安島薮太
クマ撃ちの女 1巻: バンチコミックスクマ撃ちの女 1巻: バンチコミックス感想
Unlimited。北海道の羆ハンターと彼女を取材するライターの凸凹コンビの漫画。現在の銃猟免許の話や、北海道の鉛規制の話などしっかり調べられている。私も第一種銃猟免許持ってた(失効済)けど、羆猟は怖くて絶対できないなあ…… 知人に熊猟をやってる人はいたけれど。30代でライフル所持許可持ってるの、すごいな。第1巻は羆出てこないかと思って読んでましたが、最終話ですごい登場の仕方で出てきました。チアキの語尾を伸ばす喋り方が、キャラ設定なんだろうけれどちょっと気になる。
読了日:09月01日 著者:安島薮太
死体は今日も泣いている~日本の「死因」はウソだらけ~ (光文社新書)死体は今日も泣いている~日本の「死因」はウソだらけ~ (光文社新書)感想
Unlimited。日本の法医学関係の一般書というと、上野正彦氏のものがぱっと思い浮かびます。比べる必要はないですが、個人的にはこちらの岩瀬氏の書き振りのほうが好き。日本の現状の死因解明における問題点を、事例を引きつつ、欧米の状況と比べながら問題提起しています。著者の問題意識がストレートに伝わってきて分かりやすいです。日本の死因究明が不正確である、ということは知っていましたが、こう具体的に制度上の問題点を明らかにされるとスッキリします。
読了日:09月01日 著者:岩瀬 博太郎

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