OtoyaLog

おとやさんが好きかって書くログ

10月に読んでいた本のまとめ

最近ブログの更新をあまりしていないのは特に書くことがないからです。まあ、一生懸命探せばあるんでしょうけれど、そこまで熱意がない。ちょっとしたことはTwitterに書いておわっちゃうんですよね。

それはそれとして、先月読んだ本まとめ。漫画が多いです。その合間に歴史系の書籍を読んでいる、という感じ。古いiPad 2Kindle漫画専用機として復活させたため、電書の漫画がだいぶ読みやすくなったので、以前買っておいたものをまとめ読みしています。

10月の読書メーター
読んだ本の数:25
読んだページ数:4214
ナイス数:26

あゝ我らがミャオ将軍 1巻 (ゼノンコミックス)あゝ我らがミャオ将軍 1巻 (ゼノンコミックス)感想
ゆる独裁漫画。基本的にはミャオが可愛かったり微妙に成長してゆく様を愛でる漫画、という感じ。作中に出てくるコルドナの言語・文字はローマ字書きの日本語の文字を別の文字に置き換えただけの単純なものなので、慣れてくると訳がなくても読める。最後のお話に出てきたお店はクレープ屋さんですね。
読了日:10月31日 著者:まつだこうた,もりちか
ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~ (2) (角川コミックス・エース)ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~ (2) (角川コミックス・エース)感想
基本的に主人公がわからないことは読者にもわからないのでじれったく感じることもあるが、フィールドワークの面白さや大変さを主人公と一緒に感じることができる。もっと先まで読んでから読み返すと、今は気づけなかった新しい発見がありそう。言語学というよりむしろ文化人類学的な研究手法感を感じる。文化人類学はよく知らないけれど。
読了日:10月30日 著者:瀬野 反人
ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~ (1) (角川コミックス・エース)ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~ (1) (角川コミックス・エース)感想
まず単純にススキが可愛らしい。そしてセンセイの態度が若手研究者としてかなり誠実で爽やか。しかし、作者はよくもここまで様々なパターンの言語接触や文化パターンを創り出せるものだと思う。教授の「私が理解だと思っていたものは解釈だった」というの、すごく良い言葉だなあ。
読了日:10月30日 著者:瀬野 反人
それでも歩は寄せてくる(1) (週刊少年マガジンコミックス)それでも歩は寄せてくる(1) (週刊少年マガジンコミックス)感想
うるしは表情がくるくる変わるし、歩は表情変わらないけど言動がストレートだしどっちも可愛い。棋譜がちゃんと載ってるのも良かった。時間があるときに並べてみようかな。
読了日:10月30日 著者:山本崇一朗
ばっかつ!~麦酒喝采~1 (電撃コミックスNEXT)ばっかつ!~麦酒喝采~1 (電撃コミックスNEXT)感想
読んでるうちにビールの知識がつく系マンガ。ほどほどの深さでテンポもよく、キャラクターも可愛らしい。ベタだけれど、読んでるとビールが飲みたくなる。
読了日:10月29日 著者:葉賀 ユイ
穴山武田氏 (中世武士選書)穴山武田氏 (中世武士選書)感想
武田氏の支流である穴山氏を、その初代義武から、徳川家康の実子である末代信吉まで、通史として描く。やはり分量的には信君が一番大きく、その父信友がそれに次ぐ。一般的には土壇場で武田勝頼を裏切ったことで評判の悪い信君だが、本人が武田一門衆として強い自負を持っていたこと、さらには武田典厩家を上回る家格を認められていたことをも考え合わせると、また少し違う景色が見えてくるように感じる。そう言った意味では信君の横死は後の武田家のためにも非常に惜しかったと言える。
読了日:10月29日 著者:平山 優
レイリ 1 (少年チャンピオン・コミックス エクストラ)レイリ 1 (少年チャンピオン・コミックス エクストラ)感想
岡部元信が主要登場人物の漫画って渋くていい。この後の高天神落城がどのように描かれるか、描かれないのか。原作者の岩明氏の後書きにある主人公候補だった2人の男、というのが気になる。横田尹松あたりがその1人なのかなあ。とりあえず先を読んでみようと思う。
読了日:10月28日 著者:室井大資,岩明均
沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる 1巻: バンチコミックス沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる 1巻: バンチコミックス感想
ストーリーよりも沖縄豆知識が前に出ていてちょっとアンバランスかなあ、と思わないでもない。面白いけれど。あとキャラクターが可愛い。琉球語は一時期結構しっかり勉強したので、書き文字とかの日本語訳が書かれていない部分も(私は)理解できるので、それはそれで楽しいけれど、琉球語がまったく分からなくても主人公目線で楽しめるので多分面白いと思う。
読了日:10月28日 著者:空えぐみ
埼玉の女子高生ってどう思いますか? 3巻: バンチコミックス埼玉の女子高生ってどう思いますか? 3巻: バンチコミックス感想
ついに東京(池袋)に進出。そしてゲストキャラの群馬の子たち。ほとんどモブに近いキャラに英語圏出身の女の子っていうすごい飛び道具を使ってきたな。2巻に登場した元気なクラスメイトとか、そういうピンポイントで印象に残るキャラ造形がうまい。そしてイケメンなのに陰が薄い東上のお兄さん……
読了日:10月28日 著者:渡邉ポポ
埼玉の女子高生ってどう思いますか? 2巻: バンチコミックス埼玉の女子高生ってどう思いますか? 2巻: バンチコミックス感想
良い。主人公3人だけじゃなくて、兄妹も準レギュラー的に出てくるのもいい感じ。作者あと書きの、行田が好き、というの何かわかる。川越ほど観光地観光地してないけれど、古墳ありお城ありで、なんかほどよく文化的なんですよね。森乳業が行田にあるのは、小中と毎日飲んでたのに意識したことなかったな。
読了日:10月28日 著者:渡邉ポポ
埼玉の女子高生ってどう思いますか? 1巻: バンチコミックス埼玉の女子高生ってどう思いますか? 1巻: バンチコミックス感想
行田は私の育った地域からは少し離れているんだけれど、それでも「埼玉感」というか、あるあるネタはよく分かって面白い。会話の絶妙な間というか、かけあいの距離感がじわじわ面白い。絵柄のタッチも内容にマッチしているというか、いい意味で埼玉感があるというか。アニメ化してくれ。
読了日:10月27日 著者:渡邉ポポ
壱人両名: 江戸日本の知られざる二重身分 (NHK BOOKS)壱人両名: 江戸日本の知られざる二重身分 (NHK BOOKS)感想
一人の人間が場面によって名前を使い分ける「壱人両名」という慣習。それが江戸時代の徹底した縦割り行政に対応するために生まれてきて、明治維新によってその前提が消滅すると共に失われていったということを、豊富な実例を提示して説明する。まったく知らない慣習だったので非常に興味深かった。一方で、養子や改名、さらに両名が相互に絡んでくる事例は非常に読んでいてややこしい。江戸時代には名前を「名跡」的に使う事例が多かったというのが面白い。著者も述べているが、江戸時代の人々も案外「うまくやっていた」のだな、と感じる。
読了日:10月16日 著者:尾脇 秀和
少年、ちょっとサボってこ?(1) (コミックDAYSコミックス)少年、ちょっとサボってこ?(1) (コミックDAYSコミックス)感想
ライトなおねショタ……ってことでいいのかな。後書きで作者さんも書いてるし。なんかこう、いい感じのお話でした。
読了日:10月10日 著者:赤城あさひと
北畠親房:大日本は神国なり (ミネルヴァ日本評伝選)北畠親房:大日本は神国なり (ミネルヴァ日本評伝選)感想
神皇正統記』の著者として著名な北畠親房を、当時の彼の手紙類を論拠に描こうとしている。ところどころ勇み足というか、断定が過ぎるのでは……と感じる部分はあるにしても、京都、伊勢、常陸、そして吉野と流転(あるいは転戦)した彼の生涯を追うことができた。その後の伊勢国司としての北畠氏、および『神皇正統記』の受容のされ方についても簡述されている。(個人的には伊勢の部分で愛洲氏に関するなんらかの知らなかった事実があるかと僅かに期待したのだが、愛洲のあの字も出てこなかったのが残念。仕方ないね)
読了日:10月10日 著者:岡野友彦
無能の鷹 プチキス(1) (Kissコミックス)無能の鷹 プチキス(1) (Kissコミックス)感想
単話。「私が この会社を必要としてるから 会社に必要とされてるかは考えないようにしてる」は名言。無能なのか、どこか有能なのか、まだ掴めない感じ。凸凹バディものとして面白い。
読了日:10月09日 著者:はんざき朝未
出会い系サイトで妹と出会う話-333日目- (電撃コミックスNEXT)出会い系サイトで妹と出会う話-333日目- (電撃コミックスNEXT)感想
完結。表題作に大量の短編、超短編が挟まれている。
読了日:10月09日 著者:もちオーレ
出会い系サイトで妹と出会う話 (電撃コミックスNEXT)出会い系サイトで妹と出会う話 (電撃コミックスNEXT)感想
短編集? 作品集? 表題作を含めて4.5作品くらい収録されています。「ダメな先輩×デキる後輩」が好き。
読了日:10月09日 著者:もちオーレ
新米姉妹のふたりごはん1【期間限定 無料お試し版】 (電撃コミックスNEXT)新米姉妹のふたりごはん1【期間限定 無料お試し版】 (電撃コミックスNEXT)感想
よき。
読了日:10月07日 著者:柊 ゆたか
大いなる謎 真田一族 (PHP文庫)大いなる謎 真田一族 (PHP文庫)感想
文庫本ではあるのだが、平山氏が著者であり、出典を事細かに明らかにしてくれるので信頼がおける。分量的には昌幸に多くが割かれており、一部は著者の「天正壬午の乱」および続編と重複するものの、さらっと復習するのにちょうど良いレベルの詳しさ。幸綱(幸隆)から信幸の孫の代まで、さらっとであるが概観できる。
読了日:10月06日 著者:平山 優
くま クマ 熊 ベアー(コミック)1【期間限定 無料お試し版】 (PASH! コミックス)くま クマ 熊 ベアー(コミック)1【期間限定 無料お試し版】 (PASH! コミックス)感想
キャラクターは可愛い。物語には(少なくとも第1巻時点では)あまり山も谷もない。キャラクターは可愛い(二度目
読了日:10月04日 著者:せるげい,くまなの
ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~ 3【期間限定 無料お試し版】 (MFコミックス ジーンシリーズ)ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~ 3【期間限定 無料お試し版】 (MFコミックス ジーンシリーズ)感想
1巻に1人ずつやべーキャラが追加されるんだよなあ。
読了日:10月02日 著者:ハシモト
ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~ 2【期間限定 無料お試し版】 (MFコミックス ジーンシリーズ)ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~ 2【期間限定 無料お試し版】 (MFコミックス ジーンシリーズ)感想
了法寺のあれ、了法寺だよなあって思ったけれどオフィシャルだったのか。ヤバイキャラがまた1人追加された。
読了日:10月02日 著者:ハシモト
ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~ 1【期間限定 無料お試し版】 (MFコミックス ジーンシリーズ)ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~ 1【期間限定 無料お試し版】 (MFコミックス ジーンシリーズ)感想
以前にお試し版じゃないものを普通に読んでいるので実質再読。
読了日:10月02日 著者:ハシモト
宇崎ちゃんは遊びたい! 1【期間限定 無料お試し版】 (ドラゴンコミックスエイジ)宇崎ちゃんは遊びたい! 1【期間限定 無料お試し版】 (ドラゴンコミックスエイジ)感想
なんだかんだで前半は読んだことがあった。宇崎ちゃん、うざかわいいというか、ノリが小学生である。結構面白い。
読了日:10月02日 著者:
伊勢愛洲氏の研究 (1975年) (三重県郷土資料叢書〈第65号〉)伊勢愛洲氏の研究 (1975年) (三重県郷土資料叢書〈第65号〉)感想
五ヶ所の郷土史家である著者が、記録の少ない伊勢愛洲氏の資料をまとめて、特にその室町・戦国時代の動向を記している。苗字記録のない『竈方文書』に書かれる名を愛洲家各代の当主に比定しており、それはそれなりに説得力はあるのだけれど、傍証がほとんどないという憾みはある。また、著者が五ヶ所住のため、伊勢愛洲本流を五ヶ所に比定しようというバイアスが全くないとは言い切れない嫌いもある。ただ、しっかりと資料を読み込んで検証してはおり、誠実な本ではある。また、巻末に「勢摩軍記」の全文が載っている。
読了日:10月01日 著者:中世古 祥道

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