OtoyaLog

おとやさんが好きかって書くログ

交通事故にあったので警察に電話した話

追突

ちょっと前の話。先に書いておくと、私は傷ひとつ負っておらずピンピンしております。

事故発生まで

私は比較的交通量の多い道路で車を運転しており、信号待ちで停車していました。ちょうど斜め前あたりに路上駐車している車があり、面倒くせえところに止めてるなあ、と思いながら、それを避ける形で停車していました。

私の前にも数台車が停車していました。また、私の後ろにも後続車が停車していることは認識しており、ひなビタ♪の和泉一舞の「イブの時代っ!」を聴きながら、ぼーっと信号が変わるのを待っていました。

事故発生

ぼーっとしていると、後ろから衝撃。バックミラーで確認すると、後続車がやたらと近い。どうやら追突されたよう、ということで、路駐の車の後ろに停車。それぞれの車の状況を確認します。

事故の内容

どうやら、一旦停車していた後続車の運転手さん、ブレーキから足を離してしまったらしく、クリープ現象で車が動き出してドンって感じ。なんともまあ、あほらしい事故だ。

警察への通報

正直、車にはほとんど傷はついていないし、私もまったく怪我もしてなかったので、気をつけてくださいねー、で済ませても良いかと思ったんですが、ふと、交通事故の警察への通報って市民の義務だったのでは、と思い出し、相手方にも一言入れて警察に通報。

通報時に確認されたこと

  • 通報者は運転手かどうか
  • 現在いる場所
  • 事故のあった場所
  • 事故の概要
  • 相手の車のナンバー、車の色、車種あるいはメーカー名
  • 自分の車のナンバー、車の色、車種あるいはメーカー名

以上を確認されたあと、近くの警察官が向かうので、あらかじめ運転手同士の連絡先を交換しておくよう言われました。

警察官現場到着後

数分後、二人の警察官が現場に到着。あー、やっぱり警察官って二人一組で行動するんかなあ、と思ったんですが、以前窃盗にあったときは一人しかいなかったな。まあ、いいや。

片方の警察官が相手方の聞き取り、もう一人が自分のほうの聞き取り。なるほど、そういう理由で二人いるのね。まず、以下の書類の提示を求められます。

数日前、車の取扱説明書を確認するため、車検証なんかも入っているバッグを車外に持ち出していたのですが、そのあと戻すのを忘れていなくてよかった、とちょっとホッとしました。そのほかには名前の読み方、電話番号、職業の確認がありました。住所なんかは免許証に書いてあるので、変更がないか確認された程度。

お互いの車にほとんど損傷がなかったこともあり、警察としては、一応保険会社に連絡することをお勧めはするけれど、それは義務ではないので、あとは当事者で相談してください、という感じでした。事故証明は出せるように処理をしておく、という感じ。

まあ、こちらとしても、もともと修理どうこうという感じではなかったので、じゃあ、まあ、とりあえずこれで、万が一車に不具合が出たりした場合はまたご連絡します、という感じで現場から離脱してきました。とりあえず、ちょっと走った感じ、特に問題はなさそうかなあ。

今日からゴールデンウィークですし、交通量も多くなってますから、車を運転する方、自転車の方、歩行者の方、皆さんご安全で。

『Steins;Gate』と『バタフライ・エフェクト』

この文章、もともと2010年5月22日に当時のブログに投稿していたものなんですが、シュタゲのアニメを見返したこのタイミングでとりあえず再放出。内容は時系列を整理した以外は当時のものそのまま。

Steins;Gate』は2009年に5pbnitro+によって作られたXbox 360用のアドベンチャーゲーム(サウンドノベルと言ってもいいかもしれない)。一方、『バタフライ・エフェクト』は2004年にエリック・ブレス監督によって制作されたハリウッドムービー。

一見なんの関係もなさそうに見えるこのふたつのプロダクトですが、実はあるひとつのキーワードによって繋がっています。それは「タイムリープ」というキーワード。

このふたつの作品の類似性はすでに散々語られているような気もしますが、つい先日(つまり、2010年5月)、『Steins;Gate』をクリアし、そのままの勢いで『バタフライ・エフェクト』を再見したので、思うところをつらつらと書き連ねてみようかと。

当然ながら両作品へのネタバレが多分に含まれるので、未プレイ・未見の方は両方の作品を味わってから読んでください。『Steins;Gate』は7月にPCにも移植されることが決定したようですし、どちらの作品も絶対に時間対効果の面で損はさせません(2010年7月にPC移植が行われた)。

類似点

まず、どこが似ているかということを考えてみようと思います。第一に、主人公がある目的のために過去に戻る「タイムリープ」を繰り返す、という物語の筋立てがそっくりです。その方法も、両者ともに人間自体が過去にタイムトラベルするのではなく、過去の自分に対して記憶を飛ばす、という点です。

また、両者ともカオス理論を主題のひとつとして据えているため(『バタフライ・エフェクト』なんて、タイトルがそのまま複雑系の有名な説話ですしね)、主人公の過去での行動が現在に予想もできないような大きな影響を与えてしまう点まで同じ。

そして、主人公の目的が、幼なじみ(『Steins;Gate』)や恋人(『バタフライ・エフェクト』)を救う、ということにあるところも似ています。ただ、『バタフライ・エフェクト』も『Steins;Gate』と同じように「何をしても死んでしまうケイリーを助けようとする話」だと記憶していたのですが、見直してみたらそういうわけでもありませんでした。主人公はなるべく周囲の全ての人が幸せになるような、最大公約数的な未来を模索して動いているんですね。

相違点

Steins;Gate』では、タイムリープマシンに対してそれなりの理論付けが成されていました。一方、『バタフライ・エフェクト』では、主人公の特異体質という一言で済まされています。これはまぁ、2時間という映画の尺を考えると妥当な点ですね。いちいち詳しく説明していたら主題がブレてしまいます。

また、『Steins;Gate』のほうは、「まゆりを助けるためにアトラクタフィールドを超える」という行為が、そのまま「SERNによるディストピア構築を防ぐ」という大きな目的に繋がってしましたが、『バタフライ・エフェクト』ではそういうことはなく、主人公の身の回りの事情に終始しています。主人公とヒロインの関係性がそのまま世界の在り方に直結する、というのはいわゆるセカイ系の文脈からも語れると思いますが、バタフライ効果の影響力を効果的に見せていた気もします。だからといって、『バタフライ・エフェクト』の描き方が浅かった、ということにはもちろんまったくなりませんが。

また、周囲の環境も異なります。『Steins;Gate』では、主人公の鳳凰院さんことオカリンには助手ことクリスティーナというよきパートナーがいました。彼女は主人公のタイムリープの目的を理解し、積極的に協力します。一方、『バタフライ・エフェクト』では、その立ち位置には主人公と同じ能力を持っていた、彼の父がいます。しかし、彼の父は自分の能力の恐ろしさ(いかに人を傷つけてしまうのか)に打ちのめされており、彼にその能力は使わないように諭します。それでも使おうとする息子に対しては、その息の根を止めてでも防ごうとしました。どちらが良いとは言えませんが、日本的な「絆」と西洋的な「個」というものを感じる展開だなぁ、と。というわけで、『バタフライ・エフェクト』のほうが基本的に主人公が孤軍奮闘している感じですね。

もちろん、一番違うのはラストシーンなわけですが。これはもう、どちらがいいとは言えません。『Steins;Gate』もよかったし、『バタフライ・エフェクト』もよかったです。ただ、ラストシーンのふたり(岡部と紅莉栖:エヴァンとケイリー)の構図がどちらの作品もそっくりなんですよね。これは『Steins;Gate』のスタッフは狙ってやったのかなぁ……。『バタフライ・エフェクト』ファンとしては、オマージュ的な意味があったら嬉しいのですが。『Steins;Gate』は実績解除のギミックも合わさって神演出だったと思うし、『バタフライ・エフェクト』のエンディングはケイリーが立ち止まって振り返る、そして彼女が前を向くと同時にエヴァンが振り返る、という流れがほんとうに美しいのです。

まさか、ここまで読んでいる方にはいないと思いますが、どちらかの作品をやった(見た)ことのない人はいますぐやる(見る)べき。一押しなのです。

追伸

バタフライ・エフェクト』って実は3作作られているんだよねー。柳の下の泥鰌感があるけれど、どうなんでしょ?

PS3版「STEINS;GATE 0」をアマゾンでポチった

 

STEINS;GATE 0 - PS3

STEINS;GATE 0 - PS3

 

なんか通常盤が新品でめちゃくちゃ値崩れしていて、1,200円とかになっていて、全額Amazonギフトカードの残高で購入できたので。アニメもやっているけれど、当然すべてのエンディングは網羅されないだろうし、アニメ視聴と並行してプレイしていこう。

ものすごい勢いでシュタゲ見て脳が疲れた

昨日Amazonプライム・ビデオでアニメ版の『Steins;Gate』を見はじめたわけなんですが、ものすごい勢いで見続けて全24話見終わりました。大まかな流れは何となく覚えていたんだけれど、細かい内容とか、それぞれの時系列的な繋がりとか、忘れている部分がかなり多くて、それを再確認できたのはよかった。

ちょっとネタバレとか気にせず書きます。注意。

敢えてギャルゲ的に書くと、前半の1クール分が共通パートというか、前提を説明するパートで、後半の1クール分が個別ルートという感じが少しある。まあ、実際ゲーム版でも個別エンドへの分岐は後半で発生するわけで。あと、いわゆる個別ルートへの分岐部分を過ぎると、その人物はほとんど登場しなくなるとか、意外とギャルゲの文法に則った作りになってたんだなあ、という再発見があった。

第16話の鈴羽の過去への移動からMr.ブラウンが手紙を持ってきてからの流れはやっぱりわかってても泣ける。 失敗した鈴羽の死因も、直前まで忘れていて、主人公と一緒にショック受けてた。そうだよな、そういえばそうだったよな。

不可逆のネクローシス
 

ゲームやってた頃も鈴羽かなり好きだったからなあ。今回見たあとでもかなり好きなキャラクターでした。紅莉栖も好きだし、まゆりはもはや聖母かなんかに見えたりで、みんな好きではあるのだけれど。

第17話のフェイリス回もよかった。そして4℃さんww

結末については当然覚えてはいたけれど、第22話の特殊エンディングからの流れはやっぱりすごい。これ、知らずに見てたらかなり驚くわな。

Steins;Gate 0』との繋がりで言うと、ちょっとうろ覚えだけれど、アマデウスの紅莉栖が「ラボってマイフォークとかあるんでしょ」みたいなことを言うシーンで岡部がかなり動揺してて、初見時はなんであそこでそこまで感情が動くのか、思い出せなかったんだけれど、今回見なおして思い出せた。

多分、今後続きを見るうえでも記憶を復習できてよかった。

Amazonプライムに加入した

とりあえず月額会員で。目的はAmazonプライム・ビデオ、というか、具体的にはアニメ版の『Steins;Gate』を見返したかったので。『Steins;Gate 0』のほうは現在第3話を見たところなんだけれど、細かい部分をかなり忘れてしまっていたので、復習というか、その辺の記憶を蘇らせてから楽しみたかった。

現在第2話まで見終わったところなんだけれど、鳳凰院さん懐かしすぎて楽しい

とりあえず、第1話へのリンクを貼ってみる。

ありがたいことに、ゼロの方もプライム・ビデオで配信されているようなので、無印のほうを見終えたあと、また第1話から再視聴できそう。問題は第23話(β)がプライム・ビデオでは配信されてないところなんだけれど、まあ、その辺はゲームの記憶で補完できるでしょう。

 『Steins;Gate』が放送されてたクールって、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』とか『日常』とか『花咲くいろは』とか『TIGER & BUNNY』とかやってたんですね。めっちゃ豊作では。

2018年春期に見てるアニメ

前にも書いたけれど、この数シーズン自分の中のアニメ、漫画オタク成分が薄まっていて、ほとんどアニメや漫画に触れていなかったんだけれど、今シーズンから久しぶりに見ることにした。それと同時にこのブログも復活したわけで、創作物のインプットが増えると文章のアウトプットが増えるのか、文章のアウトプットが増えると空いた脳の空間が創作物を欲するのか、どちらかわからないけれど、自分の場合もしかすると相関関係はあるのかもしれない。

インプット成分は武術の稽古で充足していると思っていたのだけれど、武術の場合インプットがそのままアウトプットとしての身体動作に繋がってしまうので、私の場合文章を生み出す余剰インプットが発生しない可能性がある。まあ、余剰が出た結果がこの程度の文章である。まあ、いい。

で、今シーズンは『ヒナまつり』と『STEINS;GATE 0』をテレビ放映で追っている。Annictを見てもらえば分かるとおり、『ルパン三世 PART5』も「見てるアニメ」には登録しているのだが、私の住んでいる土地ではテレビ放映がなされていない。第1話はニコニコ動画で見たのだけれど、それ以降はまだ未見。huluでも登録しようかと考えている。

アニメをまた見ようと思ったのと、このブログをまた書こうと思ったタイミングは完全にリンクしていて、ということはつまり、すでに今クールが始まって2週間ほど経っていたということであり、『ヒナまつり』は第2話まで、『STEINS;GATE 0』は第1話が放送済みであった。ただ、どちらもネットの無料配信期間にはひっかかっていたので、なんとかテレビ放映に追いつくことができた。ありがたい。

以下、ちょっとした感想をば。

ヒナまつり

原作からのファン。ただ、上記のように最近漫画から離れていたので、原作の10巻あたりまでしかまだ読んでいない。原作の内容をテンポよくやってくれていて、かなり面白い。第1話のアバンで唐突にマオが出てきたのには面食らったけれど。1クールで中学生編を最後までやるくらいのペースなんだろか。

アニメオリジナルの「アイタァ!」はアニオリなのに限りなく『ヒナまつり』っぽくてすごくいい。ヒナ役の田中貴子さんもめちゃくちゃヒナ感ある。この方、新人さんなのかな、すごいな。あと、新田のツッコミの間とか、中島ヨシキさんの喋り方とか。ああ、新田ってこういう人だよな、という雰囲気でいい。エンディングテーマも新田っぽくていい。


TVアニメ「ヒナまつり」番宣映像

あと、どうでもいいことだが、原作漫画を買っていたタイミングが自分の中で電書移行の過渡期で、1,2巻は自炊したPDF、3巻は紙の本、4巻以降がKindleっていうすんごい管理が面倒くさい感じになってる。

ヒナまつり 1 (HARTA COMIX)

ヒナまつり 1 (HARTA COMIX)

 
STEINS;GATE 0

無印のSTEINS;GATEXbox 360版をコンプ済みだったのだけれど、アニメ版はニコニコ動画で見たり、回によって見そびれたりといった雑な視聴をしていた記憶がうっすらある。ゼロについては、続編が出た、という話はうっすら記憶にあった気もしないでもないのだけれど、完全に未プレイ。

無印の記憶もところどころ曖昧なため、本アニメを見ていても、あれ、あそこってどうなってたっけ、みたいな引っ掛かりがちょこちょこある。が、相変わらずストーリー展開が自分好みなので楽しく見ている。第3話でまゆしいが「ジューシーからあげNo.1」を嬉しげに取り出してるシーンを見て、ああ、この子これ好きだったよな、みたいな、思い出しながら見ている。リハビリか。

あと、当時とは自分の住環境が異なっていて、秋葉原まで気軽に出られない感じになったのも、意外と視聴体験に影響を及ぼしている気がする。そういう意味では当時はよかった。やはり地方でオタクをやり続けるには、東京にいるよりもエネルギーが必要なのは間違いない。

厨二病じゃないオカリンは見ていて痛々しいというか、厨二病じゃなくて痛々しいってどういうアレだ。


アニメ「シュタインズ・ゲート ゼロ」PV

完結したあと、無印のアニメと映画版をちゃんと見ようかなあ。

四阿山に登ってきた

四阿山日本百名山にも数えられる、長野県と群馬県の県境にまたがって聳えている山で、標高は2354メートル。先日、この四阿山に登ってきたので簡単にまとめます。

登山届を出す

山に登ろうとしたとき、まずやるべきなのが登山届の提出。2015年に制定された長野県登山安全条例によって、現在では長野県の山に登る場合、登山届けの事前提出が義務付けられています。おそらく罰則はないと思うのですが、自分の安全のためにも、しっかりと書いて提出しておきます。

登山届けの書式については以下のサイトからダウンロードできます。

登山計画書を提出しましょう/長野県

また、以下のページからネットを通して提出することも可能です。

ながの電子申請-簡易申請-申し込み内容入力

持ち物類

基本的には日帰り登山の荷物。結局使わなかったものもありますが、備えあれば憂いなしとも言いますし。本当はツェルトとか、緊急時にビパークできる装備もあった方が良いのでしょうが、今回は持っていきませんでした。主に以下のものを持っていきました。

  • ヒートテックタートルネック(長袖)
  • 化繊のセーター
  • レインコート
  • 帽子
  • 手袋
  • ヘッドランプ
  • ストック
  • 熊よけ鈴
  • 水分(4L)
  • 羊羹・ナッツ
  • モバイルバッテリー

このうち、レインコートについては天候に恵まれたため全く出番なし。化繊のセーターについても、日の出直後のほんの少しの間しか着用せずに済みました。

地図についてはiOSアプリ版の「山と高原地図を使用しました。現在地がわかるので非常に便利です。

山と高原地図

山と高原地図

  • Shobunsha Publications, Inc.
  • ナビゲーション
  • 無料

当日の工程

日の出に合わせて登山口の一つであるあずまや高原ホテルに到着するよう、逆算して出発。予定通りほぼ日の出の時刻に登りはじめることができました。登山口の標高がおよそ1430メートルほどなので、 およそ900メートルちょっと登ればいい計算になります。

登山口手前の祠に安全を祈願する

登山口手前の祠に安全を祈願する

縦長の写真って、ちょっとブログで扱いづらいですね。まあいいや。別荘地を抜けると、しばらく笹の間を縫って歩くことになります。その後、左側に牧場の草原を見ながらさらにしばらく歩いていきます。

この辺りは傾斜が非常にゆるやかで、登山というよりはちょっとしたハイキングというか散歩というか、まあ、その程度の運動強度。

牧場を見ながら登る

牧場を見ながら登る

牧場地帯を抜けると、再び笹の密生地帯。この辺りから少し傾斜が出てきます。笹地帯に入ってしばらく登ると、右側に山家神社の中宮。登山道から少し外れており、登りながらだと社が見づらいので、分岐に気づかないと見逃しがち。

山家神社 中宮

山家神社 中宮

中宮のほかにも登山道の傍らや少し離れたところに多くの石造りの祠が残っており、信仰の山であることが強く感じられます。資料によれば、山頂にある山家神社奥社の末社は百二十社を数えていたらしく、その名残が残っています。

石造りの祠

石造りの祠

このような祠が数多く残っています。かろうじて鹿島大明神と彫られているのが判読でき、安永三年(1774年)本『四阿山末社寄進記』に記されているという鹿島大明神とは、この祠を指すものかもしれません。

笹ゾーンを抜けると植物が少ない、石がごろごろとした登山道へと変わります。この辺りからまだ雪が残っていました。アイゼンが必要なほどではないのですが、気温の上昇で溶け出した雪が滑ること滑ること。6月の山開きの頃にも例年日陰に雪が残っているそうなので、4月はまだまだこんなものです。

雪が残る登山道

雪が残る登山道

山頂直前のちょっとした急坂も雪だらけ。ずるずる滑りながら登頂しました。

山頂からの眺め(長野側)

山頂からの眺め(長野側)

山頂からの眺め(群馬側)

山頂からの眺め(群馬側)

山頂には山家神社の奥宮が建てられており、西側に信州向社、少し離れた東側に上州向社というふたつの社がありました。

奥宮 信州向社

奥宮 信州向社

奥宮 上州向社

奥宮 上州向社

信州向社のほうも以前はブロック造りの社殿だったようですが、2015年ごろ現在の木造の社殿に建て替えられたようです。上州向社もかなり痛みが出ており、近々建て替えが予定されているそうです。

帰りも往路と同じルートを辿って下山しました。やっぱり登りより降りのほうが膝にくるので苦手です。