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北極旅行記1: 到着まで

さて。スヴァールバル旅行の話です。長いとだれるので千文字前後の記事を連発する方向で書き進めていきたい。

eSIMの話 

otoyalog.hatenablog.com

こちらの記事で書いていたとおりGigSkyの2GBのプランに加入した。けちけち使っていたら結果的には1GBでぎりぎり足りる程度の利用だった。ロングイェールビーンでもしっかりLTEが入っていたのには驚いた。

スヴァールバル諸島到着まで

日本を11時ごろ出発して、翌日の午前1時ごろにはロングイェールビーン郊外にあるスヴァールバル空港に到着していた。飛行機に載っていた時間は合計で16時間25分。乗り継ぎが良いのは良いのだけれどこれだけ飛行機に乗っていると結構疲れる。一方で帰国便の乗り継ぎはかなり悪かった。

成田からデンマークの首都コペンハーゲンコペンハーゲンからノルウェーの首都オスロオスロからロングイェールビーン。乗り換え2回。全部SAS。機内預入荷物は成田からロングイェールビーンまで直行。成田空港のSASカウンターのお姉さんがLongyearbyenを読めていなかったのにほっこりした。

SAS便はSAS Go(いわゆるエコノミー)の乗客については機内食の選択肢はない。チキンかフィッシュか聞かれることもなく、出された食い物を食うだけである。ただ、サラダはめちゃくちゃ美味しかった。

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あと、ビールは飲める。Mikkellerというデンマークのブルワリーのビールらしい。缶のデザインはSAS限定。Mikkellerは日本にも店舗があるようだ。ただし帰国便ではカールスバーグが出てきた。

mikkeller.jp

上にも書いたとおり乗り継ぎが良いのは良かったのだが、その分接続が割とタイトで、コペンハーゲン空港でオスロ行きの飛行機が45分遅延したのにはかなり焦った。当初1時間遅延するとの話で、これはオスロで1泊では……という覚悟もしたのだけれど、結局遅延は45分ですみ、オスロ空港での出国手続きも予想以上にスムーズだったのでぎりぎりで乗り継げた。

上で出国手続きと書いたが、スヴァールバル諸島ノルウェー領ではあるのだがシェンゲン協定には含まれていないため、ロングイェールビーンに向かう飛行機に乗る前に出国手続きがある。一方で、スヴァールバル空港では入国・税関などの手続きは一切ないため、スヴァールバル諸島にいる間、パスポート上ではどこの国にも存在していない扱いになる。不思議。

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空港に近づいて高度が落ちてくると、普通は近くにある町の風景とか見えてくるものだけれど、ここに限って言えばひたすら尖った山の稜線と、雪と、見たことない色の海しか見えなくて、なんかヤバいところに来てしまった感がすごかった。